[本文はここから]

ICT活用事例集 中学校編 2011年度

一次関数

一斉学習

数学 B型 2年 一次関数 二元一次方程式のグラフ 一斉学習
井田 久雄
(日野第三中学校)
ポイント(ICT活用の効果)
一次関数は、比較的、苦手意識をもつ生徒の多い単元である。特に一次関数の利用の項目に入ると、問題文がなかなか一次関数の直線のグラフへと結び付かないのが現状である。そこで、グラフを扱うところからパワーポイントによる教材を作成し、視覚的に捉えさせるとともに、一つ一つの意味をしっかりと押さえながら、基本的な内容から発展的な内容までステップを踏んで考えさせるよう工夫した。
本時のねらい
二元一次方程式のグラフの意味をしっかりと捉え、書けるようにする。
解説
<授業の効果>
 一次関数のグラフと二元一次方程式のグラフの意味の違いを明確にしながら、最終的にはそれらが一致していくということを視覚的に捉えられるようアニメーションを活用した教材を作成した。関数の意味を再確認をする意味でも重要なところといえる。
 パワーポイントを活用することにより、異なる意味を持つ2つのグラフが最終的に一致するということを視覚的に分かりやすく捉えさせることができた。またアニメーションを利用することによって興味を惹き付けながら授業を展開することができた。
 今年度の、中教研全体会で発表した数学科 のICT活用事例『打倒連立方程式』に引き続き、数々の活用事例を作成し、日々の授業で使用している。
  ICTを活用した授業はその単元の特性にもよるが、この一次関数においてはグラフを分かりやすく示すことができるなど、かなり効果的であったと考える。子供たちも最後まで興味・関心をもち続け授業に参加しており、大変良好な学習状況で、効率よく学習の目標に到達することができた。
 また、少人数クラスの運営では、共通のICT教材をどのクラスでも使用することで、クラス格差のない授業展開を行うことができた。この点でも、ICT教材を開発して、日々の授業を行うことには大きなメリットがあると感じている。
授業風景
使用機器・ソフト・コンテンツ等 パワーポイント 授業用PC 大型ディスプレイ(デジタルテレビ)

  • 日野市 ICT 活用教育推進室
  • COPYRIGHT © 日野市 ICT 活用教育推進室 All Rights Reserved.