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専科算数 学びのたね「なんで??」

6年生との授業での一コマでした。

先日、分数同士のかけ算の学習をしている際に、
どうすれば計算できるかという課題を考えていました。

直前の分数×整数の学習で
「分数にかけるときにはかけられる数の分子にかける数をかける」
と学習していたので、きっと子供たちは
「同じように、分子にかけてみればいいんだ!」という発想で解いてみるかな
とほんの少し思っていました。

しかし、予想したことではありましたが
「分母同士、分子同士をかける」という、計算の方法をとっている子が
たくさんいました。

事前に教科書を読んでみていたり、塾で教わっていたりなどして
やり方を知っている子がやはりたくさんいるのですね。

でも、そんな多くの子に
「なんで分母同士、分子同士でかけるの?」と聞くと
意外と答えられない子が多かったです。

やり方や解き方は知っていても
「なぜ、その計算方法が成り立つのか」という仕組みが分かっていない
という子が一定数いるんだなということが、わかりました。

ぜひ、本当に使える力として「仕組み」をしっかり理解しておけば
もしも解き方などを忘れてしまっても、
改めて自力で導き出すことができるかなと思います。
「なんで?」という学びのたねを見つけて
仕組みを理解しておくと、本当の力になるのかなと思っています。


お読みいただいている皆さんも、
中学・高校時代に習ったはずの公式、どんな仕組みで成り立っているか覚えていますか?
自分も自信がないので、週末の息抜きに数学の教科書を
改めて開けてみようかな。