ブログ

4年生「総合」~視覚障害の方との交流~

 先日、日野市役所職員課の佐々木拓海さんをお招きして体験学習を行いました。はじめに佐々木さんから視覚障害の方の生活について、市役所での仕事内容(議事録の録音データを文書にまとめたり、電話の対応をされたりしている。)やご自宅での過ごし方(料理屋や洗濯をすべて自分で行っている。)についてお話をしていただきました。子供たちの一番の驚きは佐々木さんが一人で自炊をされていることで、目が見えない状態でどうやって包丁を使っているのか?焼き加減をどうやって調べているのか?など質問が殺到していました。また佐々木さんは途中で今の時刻を正確に当ててみせ、子供たちを驚かせていました。時刻を知りたいときに腕時計のボタンを押すと振動で教えてくれるそうです。(例13時29分→1回・3回・2回・9回と振動する。)

 講話の後はアイマスク体験をしました。ペアを組み、片方の人はアイスマスクと白杖を持ち視覚障害を体験。もう一人はガイド役としてペアの子を導く役割をしました。実際に体験することで急に声を掛けられたり、体に触れられたりする怖さや階段の昇り降りの大変さ、ガイドの人がいることの安心感などを肌で感じ取ることができました。回を重ねるごとに福祉についての理解を深めています。次回は運動会後、片耳難聴の方と交流する予定です。