授業の無駄を省く
ICT活用のモデル校として「国語科におけるICTの活用」について研究している日野第三小学校の研究授業にお邪魔しました。
第4学年「文と文とのつながり」
接続語の働きと使い方についての学習です。
本時の授業では、「だから」「しかし」を用いた単文を作ることが達成目標です。
筆順をデジタル教科書で練習。
ICT活用指導力Bー4
児童をしっかり見ながら指導。
拡大した教科書に線を引く。
ICT活用指導力Bー3
児童も先生を見ながら同じ作業。
自作の教材を提示。
ICT活用指導力Bー1・2・3
絵・課題・まとめ等を示す。
子どもの作品(短文)を紹介。
ICT活用指導力Bー3
協議会では2つの視点について話し合われました。
・国語のねらいは達成されたか(評価規準から達成状況を判断)
・本時の授業におけるICT活用は有効だったか
協議会開始前に、それぞれの先生がスタディノートに自分の感想や意見を書き、データベースのマップ上に表示しておきました。
協議会は、マップ上に表示された意見・感想を見ながら進められました。
国語のねらい(短文作り)をより達成させる指導方法として、先生方から多くの提案が出されました。
単なる授業の感想だけではなく、先生方が知恵を出し合って、「こうしたらもっと効果的ではないか」といった具体的な指導方法を
学び合っているのが、三小の校内研究の特色です。
ICTの活用によって、「授業の無駄が省かれたこと」も話題になりました。
大きく提示することで児童の集中度、理解度が高まることを先生方は実感されています。
余計な指示や説明は必要なくなります。
今後は、授業者の精選された発問がより重要になってきます。
児童が考える場面、お互いに考えを伝え合って学び合う場面などを生み出す工夫が必要になってきます。
ICTは指導方法の手段・道具です。
この活用によってわかる授業を実現し、質の高い授業へ改善される可能性を感じました。