藝術文化の薫るまち
日野市は、「次の時代に美しいふるさとを渡そう」をスローガンに、自然環境はもちろん日野に伝わる固有の文化を大切にしています。
本日は、教育委員会が主催する日野の文化と歴史にかかわる2つの展示会とシンポジウムが開催されました。
★伊藤整展(主催:図書館)・・・市民会館にて
日本の近代文学界に大きな足跡を残した伊藤整氏は、戦後の一時期、日野に住んでいました。
今年の市のメインテーマである「藝術文化の薫るまち」の一環として開催した今回の展示では、氏の業績とともに日野市の当時の様子(一面の畑と雑木林の広がる農村地帯)も紹介されました。
★シンポジウム「幻の真慈悲寺を追う」(主催:日野市郷土資料館)・・・市役所会議室にて
鎌倉幕府の公式の歴史書「吾妻鏡」に、「源氏ゆかりの寺院」として浅草寺なみの格式を誇ったことが記されていながら、幻のように姿を消してしまった真慈悲寺。
この真慈悲寺は、現在の京王百草園、百草八幡神社付近からその東方の丘陵に展開する大寺院であることが、有力視されています。
昨年、市民・企業・市などで設立した「幻の真慈悲寺調査事業推進プロジェクト」が調査活動を進めてきましたが、この活動で明らかになった事実を紹介し、真慈悲寺の謎の一端に迫ることを目的にシンポジウムが開かれました。
会場には約100名の市民、研究者が集まりました。