昨日の講演会から
昨日の講演会から
(第?部「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」)
講演会を聞いた先生方の感想・意見<その2>
感想や意見には,次に紹介するように相反するものも見られました。
それぞれの立場,とらえ方について,じっくり考える機会をいただきました。
1.パソコン操作
【考え方A】
「パソコンを使うことで仕事を減らせるんだというお話でしたが、個人的には使いこなすまでに時間がかかっています。」
【考え方B】
・「区部ではもう15年以上も前に、全教員が校務に支障ないようなレベルまで自主研修を重ねました。
日野市はまず、一人ひとりの意識を改善していくことが必要です。」
・「学校の情報が財産として残る形ができつつあります。使いこなせるようにするのが難しいけれども、
今は、研修でみんなが一定の技術をもてるようにすることが必要だと思います。」
2.家庭での仕事,セキュリティ
【考え方A】
・「ひのっこ宝箱を、ぜひ、家からでも入力できるようにしてもらいたいです。」
・「日野市の校務支援システムも、セキュリティ面をクリアした上で自宅からできるといいと思いました。」
・「日野市のセキュリティは高すぎると思います。」
【考え方B】
・「日野市は学校でしか仕事ができず、大変だけれどセキュリティは安全で安心です。
家で仕事ができるというのも便利だけれど、セキュリティは十分とはいえないので心配です。」
・「今の日野市はセキュリティを重視しているので、簡単に外からアクセスできないのは不便ですが
やむを得ないのではないかと思います。家に持ち帰れる仕事はUSB(暗号化)で持ち帰っています。」
★日野市としての立場
日野市の校務支援システムのデータは、センターサーバーで確実に守られています。
外部からは侵入されないよう、物理的な対策をとっていますし、サーバー室も認証方式が取られており、
限られた者以外は入室できません。ですから、現在、学校外からのアクセスはできないようになっています。
日野市は全国の自治体で第三位〈都では一位)のセキュリティの高さを誇っている市です。
今回のコンピュータ導入にあたってのセキュリティ対策については、情報システム課等関連部署とで
長時間検討を重ねてきました。その結果、学校だけに特別に認めてもらったこともいくつかあります。
業務用コンピュータのインターネット一部接続、USBの使用等です。
現状の運用に関して【考え方B】のような堅実な意見が出され、うれしく感じました。
3 環境への負荷とICTの活用
・「学校にくる前に、一般企業を経験しています。どうしてこんなものまでプリントして配布するんだとよく思いますが、
だんだんこれに慣れてきてしまいました。どうすべきでしょうか。意見するのは気が引けますが・・・」
・「せっかく一人1台のパソコンがあるのだから、ペーパーレスにできるところは、やっていきたいと思います。
リユース、リサイクルの用紙を整理するたびに、職員の紙の多さ、分類のマナーの良くない点に悲しくなります。
回覧板に掲示しているのにもかかわらず印刷している例もあります。」
・「発想の転換。ペーパレス会議。日野もみんなで推進しましょう!」
日野市の校務の情報化は始まったばかりです。その前提は、まずはセキュリティ対策をしっかりとることです。
その上に立って、運用方法を考えていくことだと考えています。
校務支援システムの機能については、、どんどん活用していただいている学校からの意見を参考にして、
更に充実できるようにしていきます。