過去の推進室情報 2007年

日野市公立中学校教育研究会 研究発表会

大坂上中学校を会場にして、日野市公立中学校教育研究会の研究発表会が開かれました。
3つの実践が発表されました。

社会科部会の発表
ICTを活用した授業、自己評価活動を取り入れた三中での実践が中心に発表されました。Google Earthを導入で活用したり、書画カメラで資料等を大きく提示するなど、ICTを活用することで、生徒の興味・関心を高め、生徒の思考や理解を深めることができます。
「信州大学の東原先生から、大きく映し出すことで「生徒はよく見るようになる」と言われ、実践してみるとその通りでした。生徒はこちらを注目し、教師も生徒の顔を見ながら説明できることが利点です。」


道徳部会の発表
心の成長を培う道徳の授業を目指した、平山中での「伝統文化の継承」、三沢中での「コミュニケーションとマナー」の実践が中心に発表されました。
「プレゼンテーションソフトで作成した自作教材を活用することで、短時間で生徒の心をひきつけ、道徳的価値に気づかせることができました。」


東京教師道場で2年間部員として取り組んできた英語科の先生の報告です。
「授業作りの視点や学力向上に向けた取り組みなど、仲間の部員や助言者の方から多くの助言をもらい、お互いに切磋琢磨できました。授業改善とは、何か特別なことをするのではなく、あたり前のことをあたり前に毎日続けることが大事であるということを学びました。」

それにしても感動したのは、配布された研究紀要の内容です。
ほぼすべての部会で、ICTを活用した実践が掲載されていることです。
日野市ならではの研究紀要です。
市内の中学校の先生方が、この秋に整備されたICT環境をさっそく活用して授業改善等に取り組んでくださった意気込みが感じられ、
大変うれしく感じました。
今後の研究の深まりに期待したいと思います。