過去の推進室情報 2007年

ICTを活用した伝統・文化学習(公開授業開催)

1週間後に、下記の通り、ICTを活用した公開授業を行います。
俳句作りの指導を児童一人ひとりにきめ細かく行うことは困難で、これをカバーするためにインターネットの向こうにいる国語教育専攻の大学生の力を借りるという実践です。

◇公開日時 :7月12日(木曜) 午前9時~10時
◇公開場所 :日野市立日野第三小学校 (日野市日野台2丁目1番地の1)
◇教科・学年:国語・第6学年 句会「私の俳句 ここまで、きました」

◇公開授業について

児童専用に開発されたインターネット掲示板(スタディノート)を活用して、児童と大学生がやり取りをしています。
掲示板には文字だけでなく、絵、写真、音声、ビデオも掲示できます。
自己紹介のあと、児童が作成した俳句に大学生がアドバイスをしたり、大学生の俳句に児童が感想を伝えたり、選句をしたりしてきました。
大学生への指導は、児童が使っている教科書の編集者の一人でもある信州大学教育学部准教授の藤森裕治先生が当たっています。
大学生にとっては、いわばインターネット教育実習で、約一ヶ月にわたる児童と大学生の共同学習とも言えます。
当日は、インターネット掲示板のほかテレビ会議システムで日野市と信州大学を結んで、これまでの学習成果を披露する句会を行います。
この日、児童も大学生も、掲示板のみのためそれまで顔を知らなかった俳句の作者と指導者との対面という感動的な場面が展開されることになります。

詳しくは、日野市のホームページのプレスリリース〈6月22日)に掲載されていますのでご覧下さい。

http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/6,34708,230,1641,html



当日のテレビ会議に備えて、メディアコーディネータが環境を設定しに行きました。
授業者と大学の指導者とのやりとりには、テレビ会議をいつも活用していただいていますが、
公開授業での中継は初めてです・・・
映像がうまく届くか、音声はどうか等、当日の授業がうまくいくように環境を整えるのも、メディアコーディネータの大事な仕事の一つです。