初めの一歩・・・三沢中学校
三沢中学校のICT導入活用期間は1ヶ月後で、メディアコーディネータの3週間派遣はまだ始まっていません。
それでも、せっかく揃ったICT機器をできるところから活用していこうと、今日はICTを活用した研究授業(校内研究)が行われ、
校内の先生方全員が参観されました。
第3学年理科「金属資源と酸素の化学変化」の授業です。
授業者の先生は、これまでもWeb上のコンテンツを活用したわかる授業づくりに取り組んできました。(コンピュータ室で)
今回は初めて、理科室で、e-黒板の活用に挑戦です。
当初は先生がICTを使う予定でしたが(ICT活用指導力B:教師の提示)、
メディアコーディネータと打ち合わせた結果、発表の場で生徒達に使わせることになりました(ICT活用指導力C:生徒が活用)。
グループで実験の結果をまとめる手段として、ICTを活用:ICT活用指導力C-2 | グループでまとめたことを、e-黒板を活用して生徒が発表:ICT活用指導力C-3 |
*今回は、無線LANの利点を生かして、理科室にグループ数のコンピュータを持ち込み、共有フォルダを使いました。
共有フォルダ以外の他の方法として、グループウェアソフトを使うという手段も考えられます。
(スタディノートでグループごとのデジタルポートフォリオを作成し、データベースに入れてコミュニケーションを深める)
講師は、中野区立第五中学校の嶋治行校長先生です。
協議会で、最初に各教科部会ごとに「今日の授業を、自分の教科でどんなふうに生かしていけるか」話し合われた後、
ご指導をいただきました。
「いろいろな教科の先生に、理科という教科を通して、生徒達がどう学んでいるかを見ていただきました。
今日のポイントは、教科を見ることではありません。見るべき対象は理科でなくてもいいのです。
生徒達の学びの姿を見ていただいたのです。
それを自分の教科でどう生かしていくか、という同じ土俵で勉強していることに価値、良さがあるのです。
ICT機器をまず使ってみてその活用の仕方がわかったら、次は、文字の大きさや生徒にとって負担のない見せ方、
一度でキャッチできる見せ方等々の工夫・・・これらは、教師としての力量で学んでいかなくてはいけないことです。
書画カメラ等を使っていて、色がとんだりすることもありますが、これは当たり前だというくらいの気持ちで使ってみてください。
どうしてもきれいな色を映し出したい美術などは、ビデオカメラをプロジェクターにつなぐだけで、驚くほどきれいにできます。」
各教科部会へのアドバイスをくださる嶋校長先生。 | Web上のコンテンツも紹介して下さいました。 |