過去の推進室情報 2007年

3月議会一般質問(1)

平成20年第1回定例会が28日まで開催されています。
本日で一般質問が終わりました。
ICT活用教育に関連する議会答弁は次の通りです。(その1)

◆青少年が巻き込まれないための教育と取り組みについて
(知的護身術の取り組みについて)

 ご質問の知的護身術についてですが、市内の全小・中学校では、教育課程に位置づけて、「セーフティ教室」や学級指導の時間に行っています。
 学級指導では、犯罪から自分の身を守ることを学ぶために、「いかのおすし」という合言葉を決め、例えば、「いかない、のらない、おおごえで、すぐにげる、しらせる」などの指導を行っています。また、実際に危険な場に遭遇したときの対処方法について、ロールプレイングや疑似体験を行ったり、地域で事件・事故の発生しやすい場所を確認したりする学習を行っています。子どもたちは、これらの学習を通して、自分の身を守ることを学び、危険回避能力を身につけています。
 一方、セーフティ教室では、家庭、学校、地域社会の連携によって非行・犯罪を防止することをねらいに開催しているところですが、最近は、ネット上の犯罪から身を守ることについて取り上げる学校が多くなりました。それは、近年、子どもたちがインターネットを介した犯罪被害等に巻き込まれるという社会的な問題が増えており、ネット上でも「自分の身は自分で守ること」が必要になっているからです。そこで本市では、「ネット上のトラブルの実態と対策」というテーマで教員研修を行い、授業で活用できるコンテンツも整えました。
 なお、この問題は学校だけでは限界があります。ネット上の危険から子どもたちを守るには、家庭と連携してこそ成果があがります。保護者の方たちにもインターネットの世界について正しい知識と対策を知っていただくために、家庭教育学級や市P協と連携し、「インターネットの正しい活用方法について」というテーマで家庭教育学級研修会を開いたり、「メディアとの付き合い方学習」というテーマで講演会を開催したりもいたしました。
 今後とも、各学校において、保護者会などでこれらのことを話題にしながら、学校と家庭の連携のもとに、子どもたちの健全育成の充実が図れるように、働きかけていきたいと考えています。