幼児期から小学校入門期へのなめらかな接続
ここ数日続いた寒い日々から一転。
うららかな春の日ざしの中、市内全小学校で入学式が行われました。
「小1プロブレム」という言葉がありますが、日野市では、幼稚園・保育園で過ごしてき子ども達が、小学校生活に抵抗なく適応できるように、幼児期で学んだことを、どのように小学校へなめらかにつないでいくかという小学校入門期の指導のポイントを冊子としてまとめました。
新1年生担任の先生方全員に配ったこの冊子は、昨年度(平成18年度)、東京学芸大学の岩立京子先生にご指導いただきながら、
幼稚園・保育園と小学校の先生達が集まって、1年かけてまとめたものです。
この冊子のもとになっているものは、「ひのっ子就学前コアカリキュラム」です。平成17年度に東京学芸大学の倉持清美先生にご指導いただきながら、これもやはり、幼稚園・保育園と小学校の先生達が集まって、教育要領・保育指針・学習指導要領を参考にしながら、幼児期に大切にしていきたいことをまとめて作成しました。
各小学校(低学年年担任)に配られた冊子
幼保・小・中の連携・・・これは、ICT活用教育・特別支援教育と並んで、日野市教育委員会で推進している主要な施策(3本柱)の一つです。
日野市では、幼稚園・保育園と小学校の先生達が、合同の研修会に参加したり、互いの保育や授業を参観して理解を深めることを重視しています。(今年度から、「幼・小連携教育推進委員会」のメンバーを、全小学校から選出していただいたり、小学校に配属された初任者の先生は、幼稚園での実習を必修にしたりするなど、幼保・小の連携をますます深めていく計画をたてています)