学校のICT化を支える中核の先生・・・教務主任
3学期に入って、各学校では次年度の教育課程の検討に入ります。
教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために、教育内容を児童・生徒の心身の発達に応じて、授業時数との関連において総合的に組織した学校の教育計画のことです。
平成20年度の教育課程届は、3月に教育委員会で受理します。
届出の内容は、教育目標と基本方針、指導の重点、学年別授業日数及び授業時数の配当、学校行事 です。
この時期、学校の中核である教務主任の先生は、教育課程編成に向けて忙しくなります。
本日実施した教務主任研修会では、具体的な実務の説明、実習を行いました。
まず、研修会の最初に、潤徳小学校の有賀副校長先生から、校務支援システムでの通知表作成についてお話いただきました。
各学年の通知表のサンプルも提供していただきました。次年度に向けて、小学校の観点別評価の基準が大変参考になります。
次に、3月の教育課程届提出に向けて、その様式を校務支援システムで作成する手順を確認しました。
学年別授業日数及び授業時数の配当、学校行事については、日野市では、校務支援システムで作成します。
これらの学校としての基本情報は、一度入力しておくと、今後学校で独自に作成する様々な計画表や書類にも反映することができ、大変効率的です。
研修会の最後に、情報交換として、校務の情報化の推進役としての苦労や悩み、そしてうまく運用していくための秘訣等を話していただき、全員で共有しました。
「不安は多いが、とにかくやってみなければ進まないという前向きな雰囲気をつくること。」
「自分一人で抱え込まずに、一緒に広めていけるブレーンを育てること。」
「職員室で学び合える環境を整えること。」
「うまくいかなくて当然、一度大変なことは必ず起こる。それを覚悟すること。その後は必ずよくなっていく。」
「最初は抵抗はあっても良さ、便利さがわかるとどんどん日常的になっていく。」 ・・・・・・・・・・
がんばって推進してくださった教務主任の先生の重みのある言葉が印象的でした。
日野市では、校務の情報化を図ることで、校務をより効率的に、そしてより質が向上することを目指していきます。
そのためには、各学校が組織的に取り組んでいくことが条件になります。
推進室は、今後も、各学校の校務の情報化の推進役としてがんばっている教務主任の先生方を支えていきたいと思います。