過去の推進室情報 2007年

コンピュータを使って園児と交流

★旭が丘小学校5年生とあさひがおか幼児園(第七幼稚園、あさひがおか保育園)年長組の園児との交流活動が行われました。

5年生の児童は、来年度入学してくる新1年生が「学校って楽しそう!早く行きたい!」という気持ちをもってもらえるよう、
一人一人がスタディノートを活用して学校案内マップを作成しました。
(第5学年 総合的な学習の時間「新1年生を迎えるために」ICT活用指導力C-3)



★5年生の児童は、それぞれ園児の立場になって工夫しながら学校案内マップを作成しました。
最初の画面の校舎のマップを見て、気に入ったところをクリックすると、その場所の様子が図や写真で紹介されています。
どの子も自信作のノートを見せながら、優しくていねいに園児に接することができました。
作成したマップを見せながら説明した後は、二人で手をつなぎながら校内を一緒に歩いて案内しました。
  
  

★交流活動終了後の5年生の先生の感想です。

5年生は立派なおにいさん、おねえさんでした。
驚いたのは、5年生が操作して説明するだけでなく、いつのまにか園児がクリックしているのです。
「そこを押してごらん・・・」と、自然に働きかけている児童の姿を見て感心しました。
時代が変わりましたね。初めてコンピュータをさわった園児もいたようですが、子どもとのやりとりの中でごく自然に受け入れられていきます。
操作も簡単に覚えてしまっています。
子どもの力のすばらしさを感じました。児童にとっても達成感があり、とても良い取組だったと思います。

★訪問した第七幼稚園の園長先生の感想です。

5年生の子ども達が園児達に寄り添って、優しく接しているのが印象的で感心しました。
園児もお客さんではなく、実際にコンピュータをさわりながら話を聞いていました。
「ね、どこが見たい?」「ここ((画面をさして)」「じゃあ、よんでごらん。ひらがなだからよめる?」
と、マウスを使って操作することを教えてもらい、自分で探索して画面がでると、またまた楽しい会話が広がります。心温まる会話でした。
大人が教えるとこうはいかないと思います。子ども同士で静かに、自然に教え合うこと、学び合う姿に感動しました。
小・中学校で行われているICT活用教育の意義がわかりました。いろいろな可能性を感じます。」

★今回の交流活動において、メディアコーディネータは、5年生の子ども達がどのような学校案内マップを作成したらいいか、という事前の先生方との打ち合わせの段階から一緒にかかわってきました。授業ではT・Tとして参加しました。

今回の交流活動を終えて、メディアコーディネータは、なんと、子ども達からお礼のカードをいただきました。

以下、メディアコーディネータの感想です。

「先生のねらいとする授業が達成できるようにお手伝いをしただけで、当たり前の仕事をしただけなのにびっくりしました。とてもうれしいです。
子ども達のメッセージをよんで、普段、支援に入っている授業の中で、子ども達がこれだけ自分のことをしっかり見ていたのかと驚いています。
子ども達からも見られていることを常に意識し、これからも気合いを入れて、先生方の授業支援をがんばろうと思います。」