過去の推進室情報 2007年

授業の内容を高めるのは教師本来の力

昨日29日(水)、ICT活用のモデル校である平山中学校の校内研修会にお邪魔しました。
機器が導入される2学期は、校内の先生方全員が、各教科で積極的にICTを活用した授業を実践しようと計画されています。


校内研修会の前半は、スタディノート活用法について学んでいただきました。
市内の小学校や全国の中学校の優れた実践例を見ていただきました。最後に、2学期からの授業実践案をマップ上に載せていただきました。

スタディノートを活用してどんな授業が実践できるか、以下のようにたくさんの案が出されました。
◇美術では、「鑑賞」で使用したいと思います。生徒が自分の作品を撮影し、クラスでコメントを交換しあいます。
 コメントをもらうことで、自分では気づかなかった自分の作品のよさをしったり、また人の作品を見ることで、いろいろな表現のあることが
 理解できます。ただ、映像にしてしまうと実際の大きさや、立体作品の場合は360度からみられないので、実物も展示しておきたいです。
◇国語の授業では、次のように活用できると思います。お互いに、何度でも見ることができるというのが良いと思いました。
 ☆作文指導で生徒の書いた作文をお互いに添削し合う。
 ☆事例紹介でもあった、スピーチの振り返り。
 ☆本の紹介文を書く。自分が読んだことのある本には感想を記入するとか、読んでみたい本の投票をするとか。
 ☆ことわざについて、自分の解釈を書き、お互いの解釈を検討し合う。
 ☆文章に出てくるものについての写真をみせ、それが何かを書かせる。


校内研修会の後半は、小田和美先生に、ご指導いただきました。
小田先生には、昨年から情報安全教育等で、日野市にご指導いただいています。
校内研修では、「ICTを活用した授業の成果と課題」について、ご指導いただきました。


 
何故、ICTを活用しなければならないのかという背景を確認し、ICTの活用を「先生が活用すること」「生徒が活用すること」のうち、先生が活用することを中心としたご指導をいただきました。 「見せ方で、生徒を引き付けることができるのはICTの効用。そこから、授業の内容にもっていくのは教師本来の力です。」

 
「web上にはたくさんのコンテンツ(教材)があります。それを見つけて、アレンジして活用するのは教師の力です。」