いつでもモデル授業が示せるように・・・ひのっ子教育21開発委員会
本日、ひのっ子教育21開発委員会が開催されました。
本委員会は月に一回開催していますが、それだけではなかなか進みません。
ICTを駆使して、定例会以外にも、日常的にコミュニケーションを図る工夫をしています。
*開発委員会の先生方専用の共通サイトで、情報交換等を行っています。
*この会の指導者である信州大学の東原教授がお越しになれないときは、スカイプ・Webカメラで大学とつないでWeb会議を行い、
助言をいだいています。
◆中学校部会は、市内の先生方が授業で活用できるように「お勧めWebサイト」を見つけ、大学に作っていただいたデータベースに
入力する作業を続行中です。この作業は、委員の先生方の各自のペースで(放課後や自宅等)にせっせと行っており、現時点で、
150以上ものサイトを登録しました。
本日の委員会では、登録したWebサイトの教科等を確認し、さらに充実させていこう、と話し合われました。
◆小学校部会は、各委員がスカイプ・Webカメラを使ってインタラクティブ・スタディ(コンピュータを使った個別学習教材)を活用した
ミニ授業研究を行っていく計画を立てました。
本日の委員会では、委員全員が市内の先生方にいつでもモデル授業を示せるように力量を高めよう、と話し合われました。
・・・どんなに良い教材があっても、指導者が良い指導方法をとらなければうまくいきません。
教材を使って授業するときの教師の役割を身につけ、理想の授業を実現できることを目指しています。
次回の委員会では研究授業を行います。
教育センター所員の大澤先生がコーディネート役です。
東原教授からも次のようなアドバイスをいただきました。
「教材開発は大変です。にもかからず経験された先生は、誰に強制されることもなくやり続けています。
それは、それだけ目の前の子どもにも自分にも得ることが大きいからです。
開発委員会では昨年度から、相当の財産を個人ないしチームで築きあげてきました。
成果を自覚されているかどうかは分かりませんが、教材開発を経験する前の自分、教材の裏側のしくみを知らなかった自分と
今の自分は違うはずです。確実に教師としての力量は高まっています。
夏に教材開発を行った意義は、
・コンピュータの中で動く教材の裏側の仕組みがわかったことで、教材の善し悪しがわかるようになった。
教材に期待できることと期待できないこともわかるようになった。
・授業中に、コンピュータに任せていいことと人間教師のやるべきことが明らかになったこと です。
後半は、新規の教材を作るのではなく、2年目の先生方の作ってきた教材を実際に授業で使って、その結果を修正していきましょう。
日野市が導入したstudy21の教材の改訂も求められています。」