授業改善に向けて
文部科学省から、小学校6年生、中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されました。今年は、国語、算数・数学に加え、理科が初めて実施されました。
その中で、「授業の内容はよくわかりますか。」という調査に対して、小学校6年生は、国語83.3%、算数79.1%、理科86.0%、中学校3年生は、国語71.8%、数学65.8%、理科64.7%が、「当てはまる」と回答していました。小学校も中学校も、児童・生徒の理解度の一層の向上に努める必要があります。
そのための具体的な方法の一つが、授業の方法を改善していくことです。その大きな助けになるものが、ICTです。資料を見せたい部分に絞って拡大して、大型モニターに映し出すことで、児童・生徒は集中して資料の読み取りを進め、確かな理解につなげていくことが期待できます。パソコンを活用して、友達と話し合いながら自分たちが調べたことや考えたことを一つの作品にまとめめ上げていく活動は、友達の考えから学び、理解を深めることができます。
当室では、今回の調査結果も参考にしながら、学校の授業改善を支援してまいります。