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ICT活用事例集 小学校編 2010年度

みんなで一緒に考えよう

一斉学習協働学習

算数 B型 2年 みんなで一緒に考えよう かけ算(2) 一斉学習・協働学習
永田 祐樹
(東光寺小学校)
ポイント(ICT活用の効果)
e-黒板で課題提示をすることで、全体で課題を共有することができる。また、マジックで書き込みながら解決の見通しを話し合うことによって、一人一人が見通しをもって、自力解決に入ることができる。
本時のねらい
乗法九九を総合的に活用し、問題を図を用いて解決することを通して、九九の理解を深める。
・まとまりの数に目をつけて、かけ算を使って、チョコレートの数を求めることができる。
・自分の考えた数え方を絵や図、式に表して説明することができる。
解説
○授業の流れは以下の通り。
1.不足のあるチョコレートを、どのようにして数えるかを話し合う。(導入、話し合い)
2.ワークシートで、工夫して考える。(自力解決)
3.それぞれの考え方を発表する。(話し合い)

○授業の前段にチョコレートの写真を画面に写し、e-黒板を使って解決の見通しを話し合う時間を十分にとった。それによって、これまで課題を理解するのに時間がかかっていた児童でも、すぐに問題を理解し、活動に入ることができた。また、どのように考えればいいのかをe-黒板を使って話し合ったことで、視覚的にも分かりやすく話し合いを進めることができ、どの児童もすぐに自力解決に入ることができた。多様な考え方がたくさん出たのも、一つの成果だと言える。
授業風景
e-黒板のマジック機能で、解決の見通しを話し合った。一人の児童がどのように考えるのかを図に書きこんだ時に、「あー!分かった。」「他のもある!」という児童のつぶやきが聞こえてきた。
一人一人の考えを話し合った場面。e-黒板で話し合った時に、矢印や丸を書き込んで説明した児童がいた。その表現の仕方を取り上げ、全体の前で賞賛した。自力解決では、多くの児童が、矢印や丸をワークシートに書き込んでいた。よい表現方法を、全体の前で示すことが、表現力の育成につながる。
使用機器・ソフト・コンテンツ等 大型モニター e-黒板

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