学校の様子

6年【学び・地域・“いのち”】人権についての授業

 6年生は毎年5月、人権について学びます。
 今年度も、法務省人権擁護委員の吉野美智子先生をお招きし、人権についての授業をしていただきました。
・人権とは誰からも大切にされる権利、安心して幸せに暮らせる権利であること。しかし権利を主張しすぎるとわがままになり、義務もしっかり果たしていかなければならない。
・人権を大切にするとは、思いやりの心である。毎日おびえながら、つらいことが始まる一日ではなく、朝を迎えて、今日もやるぞという毎日にする。そのために、自分も相手も幸せになってほしいと思う。

 今回の授業では、障害者の人権を中心にお話しいただきました。例えば肢体不自由で車いすで生活をしている人への配慮を当たり前のようにできること、町の中で大きな声で叫んでいる人を、「あの人はおかしいな」と思うか、「がんばっている。」と思うかでも、全然違うこと。そして何よりも互いに理解することがとても大事であることを吉野先生から教わりました。

 授業を通して初めて知ったことが多く、人権とは何かがよく分かったと話している子が多くいました。
 このことを生かし、人権作文を書いています。子供たちの人権意識は向上しました。それを日常の生活の場でどう実践できるか、見守っていきます。