学校の様子

わかくさ 熊本の小学生とスカイプ交流③

インタビュー当日。
 

さくら学級のおともだちにとっては、つらい思い出かもしれない。
真剣にインタビューに臨みます。


「じしんのときは、こわくて、もうだめだーっておもった」
「テレビがたおれてきて、あしをけがした」
「じしんがまたくるかもーとおもってねむれなかった」
「もちだしぶくろは、二回目のときはじゅんびしてた」
「おふろにはいれなくてくさかったー」
「ひなんじょでねつがでちゃったー」

あかるい表情で、たいへんな体験を語るさくら学級の子どもたち。
わかくさの子たちは「そうなんだ…」と言うしかない。

たくさんの貴重な体験談を聞いて、いろいろと感じたことを
話し合いました。
「もうおしまいだ、っていっているのをきいて、おもったよりたいへんだったことがわかった」
「こわくてねむれなかったんだね」
「いえもこわれちゃったけど、いきててよかったね」
「ねつがでちゃったのはだいじょうぶだったのかな」
去年までは実感のない様子だった子どもたちも、同じ特別支援学級の
名前と顔も知っているお友達の体験にすっかり共感し、
被災した立場や状況を想像して言葉に表すことができました。

3日後。公開研究会。
生きぬく科の勉強の様子を、全国の先生たちが見に来ました。
全国?そう、熊本からも!前田先生が!


さくら学級の子どもたちへのインタビューを聞いて感じたことを
前田先生に聞いてもらいました。
そのあと、田迎西小の被害の様子、さくら学級の子どもたちの
その時の様子を教えてもらいました。

この写真の中に、さくら学級の子も写っていてびっくり。


前田先生からは、避難生活では「みんなできょうりょくすること」「ゆうきをだして
こうどうすること」が大切だと教えてもらいました。

さらに、「生きぬく科を勉強したわかくさの子どもたちは、
「じぶんをまもる」「みんなをまもる」ことができる」
と前田先生に言ってもらえました。

授業が終わったあと、さくら学級のお友達からのプレゼント「手作りキャンドル」を
もらい、前田先生とくまもん体操を踊り、幸せな笑顔で帰っていきました。




さくら学級ありがとう。前田先生ありがとう。
とってもいい勉強ができました。
またスカイプやりましょう。