過去の推進室情報 2007年

カテゴリ:お知らせ

推進室にお見えになった市長

市長、副市長、教育長が推進室にお見えになりました。
先日、テレビ放映された市内の小学校の様子や、各校のWebサイトをご覧になりました。
市内の学校が、組織をあげてがんばっている様子を見ていただきました。
  

特定の学校だけではなく、市内のすべての学校ががんばっていること、校内の情報の共有により、先生方の学び合いが生まれていることに感動してくださいました。
「先生方の忙しさを、どのようにサポートしていけばよいだろうか・・・」という温かいお言葉もいただきました。


校務の情報化を進めるには、学校を支える行政の支援が一番重要です。
日野市のICT化が進んだのは、ICT環境の整備やメディアコーディネータ制度の導入などに、
大きな理解を示してくださっている理事者がいらっしゃるからです。

解像度を落として保存すること・・・

本日、デジタルカメラ活用研修を行いました。 【ICT活用指導力基準 C-3 E-2】


授業や学校Webサイトに画像を効果的に活用する方法を学ぶ研修です。
画像の撮り方及び画像処理の方法も身に付けていただきました。

  
<受講された先生方の感想>

◇8時間が短く感じるほど、充実した一日を過ごせました。
 市内の小・中学校の先生方とともに机を並べて研修を受けて、交流もでき、楽しかったです。
 漠然と知っていた知識が整理され、二学期に向けてスキルアップが自覚でき、自信になりました。
◇基本操作を大変分かりやすく教えていただき、楽しく受けることができました。
 学校で撮影が必要な時があると人に聞きながらその場しのぎで過ごしてきましたが、教わる側から教える側に少し変わることが
 できそうです。
◇画像を撮ってもそのままにしてしまうことしかなかったのですが、いろいろ加工したり画素数を変えたりすることができるのがわかりました。
 まず、自宅でチャレンジしてみようと思います。
◇とても楽しい研修でした。今まで分からなかったことがたくさん分かり、とても勉強になりました。
 これで、少しホームページを操作したり自分自身のデジカメ操作もやってみようという気持ちになりました。
◇デジカメを日常使っているようで、実は使いこなしていないことが分かりました。
 ホームページの時とパワーポイントの時に、画像を貼り付けたりしてきましたが、どうもうまくいきませんでした。
 解像度のことがわかって、面倒でも解像度を落として、保存することで、スムーズに行くことが理解できました。
 2学期に実現したいことは、
 ・クラスの思い出を写真集にして、スライドで保護者に見せる。
 ・ホームページに学習活動の様子を、できれば毎日アップしたい。
 ・1年生の子ども達にもデジカメを使った授業を展開してみたい。


本日の研修で学んでいただいた「解像度を落とすこと」「画像のサイズを縮小すること」は、学校のWebサイトを管理する管理職の先生方にとっても必須の技術です。

じっくりと研修に取り組む先生方

夏季教員研修も、今日で前半を終了しました。後半は17日〈金)から始まります。
夏季休業中だからこそ、じっくりと研修に取り組み、様々な教育課題について学んでいる市内の先生方です。

マナー研修 8月1日(水)


4・5年次の先生方対象と、初任者の先生、2・3年次の先生方対象の2回に分けて実施しました。
この場面は、お互いに挨拶をして礼をするところです。
挨拶の言葉を発してから礼をすると、相手もよく見え、また、とてもきれいに礼ができるようです。
この他、言葉遣い、電話応対、身だしなみ等、社会人としての基本的なマナー、教師としてのマナーについて研修しました。


教育相談研修 8月6日(月)、7日(火)の2日間


3人一組で、一人が生徒役、一人が教師役で残った一人は生徒が教師に相談しているその様子を見ている役です。それぞれの立場を経験し、相手の気持ちを理解していきます。


お互いを知るという導入の部分で、次々にじゃんけんをして、勝ち負けを重ねていきます。勝ち続けていくとノルマが達成され、あがりとなります。すぐにあがれた人、やっとの思いであがった人、結局あがれなかった人の3つのグループになりましたが、それぞれに自分自身や相手に対していろいろなことを思ったようです。もしかしたら、クラスの児童・生徒がクラスの中でそのような思いをしていないでしょうか・・・

講師の先生は、明星大学の福田憲明准教授。
2日間の研修を通して、子どもたちの気持ちや、子どもたちに接する教師としての接し方など、教育相談の観点からいろいろな指導をいただきました。


生命尊重教育研修 8月3日(金)、6日(月)の2日間
  
市内多摩動物公園の皆さんに協力いただき実施している研修で、今年で4年目になります。体験を通して動物の生態や飼育方法を学ぶだけでなく、命を大切にする教育について考える研修です。
参加された先生方は、モルモットふれあいコーナーの指導員になったり、実際に、飼育小屋の清掃やえさやりなどの体験実習を行ったりして、教科や総合的な学習の時間、学校行事等での動物園の活用方法を考えました。

自然の中で教師としての自分を見つめた成果

初任者宿泊研修3日目のプログラム


昨日のプログラム終了後、グループごとに考えた授業づくり(導入)の発表です。
何を伝えたいのか、そのためにどんな工夫をしているのか・・・
条件は3つ。ネイチャーゲームを取り入れること、自分の行動の振り返りを入れること、20分以内に終わること。

  
 実際に、2学期からの授業を想定した発表です。 体験活動を終えて、改善点を洗い出し、まとめの作業を行いました。



夕方、初任者の先生方は、八ヶ岳から、よりたくましくなって元気に帰ってきました・・・
「3日間の研修を生かして、2学期は、子どもたちと一緒にがんばります!」
(せみの声がにぎやかな、市役所前の広場にて)

◆初任者の先生方の感想

◇「とても充実した3日間だった。1日目、2日目と様々なアクティビティを行う中で、“自分”を振り返り、教師としての在り方も考えることができた。また、グループやペアなどでの活動があったので、たくさんの人とかかわることができた。最後のプログラムでは、意見が対立することもあり、泣きそうになることもあったが、最終的にはまとまることができてよかった。今回の研修を生かして、2学期以降、指導していきたい。」

◇「自分は、今まで何かと中心者として積極的にみんなをリードすることによって団体の中においての役割を果たしてきた。しかし、今回のアクティビティ「木登り」の中で、命を仲間に預けることに戸惑いを感じている自分を発見した。みんなをリードすることよりも、みんなを信じて託すことに勇気を必要とすることを学んだ。学んだアクティビティの数々は、参加した自分たちの心を開放し、“自分らしさ”や“協力し合うことで得られる喜び”を感じさせてくれるものだった。この経験を深めて、これからの教員生活に生かしていきたい。」

◇「今回の研修で学んだことはたくさんあるが、私は特に次の2つを大切にしていきたい。まず1つ目は、グループ活動では、一人一人が違う気持ちをもって行動しているから、それぞれの気持ちを察しながら声かけを行っていくことが大切であるということ。「自分のために」よりも「チームのために」を思うと、より大きな力を発揮できることを再認識した。このことを子ども達に伝えていきたい。2つ目は、“自分らしさ”を大切にすること。自分らしさを出している人はとても魅力的である。どこか、自分を閉じ込めてしまう、またそうせざるを得ない状況もあるが、子どもに“自分らしさ”をぶつけ、この先生についていきたいと思えるような魅力的な教師になりたい。」

◇「この3日間、屋外のゲームを通していろいろと学ぶことができた。まず、クラスの団結とも通じるチームワークについて、励ましや応援などの“メンテナンス機能”と、~しようなどの“タスク機能”のバランスが大事であるということを学び、全員が一つに団結するには、役割をしっかり考えなくてはならないのだということを知った。次に、リーダーとリーダーシップの違いも学び、一人一人がリーダーシップをとることができるのだということを知った。さらに、“自分らしさ”がいかに大事であるかを再認識し、今まで以上に“思い切ってがんばろう!”という気持ちが強くなった。」

◇「自然の中で自分と向き合ったり、周りの人と深く話せた3日間だった。研修を通して、今までの私は、人に自分のことを話すことが少なかったように思った。この3日間で初任者のみんなと心を開いて話すことができて本当に良かった。私は運動が苦手だが、どんなことにもチャレンジできたのは、仲間が温かく見守ってくれたからだ。研修を終えて思うこと、それは、“早く生徒に会いたい!!”・・・本当にたくさんのことを学んだ3日間だった。」

心機融合の心

先日の講演会で、講師を務めてくださった井上志朗先生が、推進室に「心のカレンダー(関谷義道の言葉と書)」を贈ってくださいました。
下の写真は、そのアルバムの中の3つのページです。クリックするとはっきり見えます。 掲載にあたっては、許可をいただきました。



「創新の心」「心機融合の心」「敬の心」

井上志朗先生が師と仰ぐ関谷義道先生は、岐阜大学教育学部附属中学校の副校長としてご活躍された方です。
書道家でもあり、日展を始め、国内外の展覧会に多くの作品を出品されました。
以下、井上先生が、ご自身のwebサイトでお書きになった関谷先生のご紹介と、ご自身の感想です・・・

 

「先生は78歳のときに、心のカレンダーを作るため、パワーポイントを覚えられた。さらに、インターネットやメールを 覚えられた。
やりながら、パソコンやインターネットのよさを知り、人間がやらなければならないことと機械がやれることの融合を考えられた。
そして、できた言葉が「心機融合」なのだ。そして、この「心機融合」を附属中の玄関や集会用の 部屋に飾った。
先生は、心と機械がばらばらになっているのが今の時代だ。融合してこそ、インターネットの時代になるのだと諭された。
先生の言われることは、最近なるほどと感心することばかりである。 

「創新」と言う言葉は、一番好きだ。創とは、倉に刀と書く。すなわち、倉にたまった古いものを刀で壊すのが、「創」なのだ。
新しいものを生み出したかったら、まず、古いものを壊すことから始めるのだ。こう教えていただき、附属中、那加中、京町小と実践してきた。
実践しながら、先生のおっしゃることは理にかなっていることに気づいた。
発想の転換ができるようになったのも、先生のおかげである。・・・・」