2007年4月の記事一覧
違う世界から学ぶ
本日は、市役所の会議室で「幼小連携教育推進委員会」が実施されました。
幼保・小・(中)の連携・・・これは、ICT活用教育・特別支援教育と並んで、日野市教育委員会で推進している主要な施策(3本柱)の一つです。本委員会は、この施策を受けて今年度から新しく作られたもので、小学校低学年(主として1年生)を担任している先生方と、公立幼稚園の先生方の研修の場となります。
本日は、その第1回目が行われました。
日野市は平成16年度から文部科学省の幼児教育の研究指定を受けていますが、本日の研修は、昨年度、この研究(幼児期から小学校入門期へのなめらかな接続を目指して)にかかわった幼・小の先生方が講師となりました。
小学校の先生から・・・ 幼稚園の先生から・・・
「昨年度の保育参観から、こんなことを学びました。今、入 幼児期ではこんなことを大切にして保育しています。
門期の子ども達には、このような適応指導が大切です。」 幼児期ではこんなことを大切にして保育しています。
最後に、絵本や歌、手遊び、ゲームの紹介・・・
「恥ずかしがらずに、子ども達に興味・関心を引くようにや
ってみましょう。」
多くの研修会は指導主事が中心となって運営していますが、本日の研修は、研究に関わった先生方が中心となって企画・運営しました。研修後、次のようにおっしゃっていたのが印象的でした・・・・・
「自分の授業観が変わった。1年生の担任はもう複数回目になるが、今回ほど、子ども達を大切に、丁寧に、よく見ているのは初めて。」
「保育を見て自分の指導が変わった。子どもを待てるようになった。一人一人の子どもが、今何を考えているのか、理解するようにしている。」
「子ども達が好む具体的な遊びなどもたくさん知ったが、大切なのは HOW TO ではない。子どもの心をよくつかむこと。」
「真新しい教科書の1ページ目の絵。そこから様々なイメージがわいてくるようになった。じっくりと子どもを見ながら授業している。」
「まだまだ、学びたい。幼児教育に触れて、教育の奥の深さを感じている。」
・・・・・共通しているのは、先生方が、幼稚園(保育園)という違う世界から多くを学ばれたことです。このことはICTの活用も同じです。
今の自分の置かれている状況から一歩踏みだし、新しいことに挑戦されたこと。違う世界から多くのことを吸収されたこと。謙虚に学ぶ姿勢をもち、努力されたこと。これらのことから、教師は成長していく・・・ということを実感しました。