2007年4月の記事一覧
待ち遠しくなりました・・・転入者研修に参加された先生の感想
本日は、転入者研修の3回目(最終回)でした。
3日間とも参加できなかった先生には、来週、推進室で個別研修を行います。
転入者研修に参加された先生方から以下のような感想をいただきました。
(スタディノートに書いていただいた研修のまとめより)
《小学校の先生方の感想・・・》
◇日野市に転任してきて、ICT教育が進んでいることに驚きました。本日の研修を受けて、不安だった部分がかなり解消されました。
◇前任校では、ここまで充実した設備がなかったため、今日の内容には正直驚きました。セキュリティを守り、eー黒板など活用して、子どもたちにより良い授業を作っていきたいと思います。
◇今日の研修は、大変勉強になりました。日野市の各小学校にすでに導入されているということでびっくりしました。早速、明日どこにあるのか確認して使ってみたいと思います。
◇研修ありがとうございました。特に書画カメラが授業で使えると思いました。アイディアがわきました。早速授業で使えるように、来週から学校で準備をしてみます。今後ともよろしくお願いします。
◇初めて見たものや聞いたことがほとんどで、まだ分からないところが多くありますが、 少しずつでもできるようになりたいと思いました。
◇PCはとても苦手です。ただ打つだけなら問題ありませんが、どのような機能をどう使っていいのかまだわかりません。便利なことはわかっているので少しずつ学んでいきたいと思っています。
◇本日は、研修会ありがとうございました。日野市はパソコン機器が整っているということを実感しました。この機能をいかに活用していけるか、今後の課題にしていこうと思います。これからも、誰もが使え、仕事の効率化が図れるシステムをお願いしたいと思います。
◇セキュリティに関しては、気をつけていきたいと思います。授業で役に立ちそうな機器が紹介されましたので、是非使って見たいと思いました。
《中学校の先生方の感想》
◆ICTの研修ということでしたが、地域によって予算の立て方・セキュリティに差があるということを痛感しました。日野市は全国のモデルになっているだけあり、効率的・能率的に教職員の授業実践や事務処理ができるように工夫されていると思います。早く中学校にも教具が導入されることを期待しています。とても楽しみです。
◆本日は勉強になる研修会をありがとうございました。新しいシステムに慣れるまで、しばらく時間がかかりそうですが、アイディアしだいでいろいろとできそうで、特に機器の見学のときは楽しい気分になることができました。
◆校務支援システム中の「ひのっ子宝箱」は、大変いいコンセプトの取り組みだと思います。ただ、学校でほかの方が自分用のパソコンを使っている様子を拝見していると、入力のための画面を開くまでにかなり時間がかかってしまっているようです。子どもたちのいいところを、リアルタイムで書き込みたい場合でも、開くまでに時間がかかるようだと、10分の休憩時間では、開くだけで終わってしまいかねません。セキュリティの問題もあると思いますが、この点の改善が、システムの有効な活用に重要だと思います。ぜひご検討いただきたいと思いました。
◆いやいや、すごいですね。書画カメラもe-黒板も回覧板も驚きました。どんどん発展してクラスに一台利用できるようになるといいですね。勉強になりました。ありがとうございました。
◆とても疲れましたが、すばらしい体験ができました。手元にパソコンが届いていないので、今日の研修に参加し、パソコンが待ち遠しくなりました。
教育センターで研修が行われている間も、推進室では、新しく配備するコンピュータの設定作業が引き続き行われていました。この作業はまる4日間、夜遅くまで続いていました。
本日夜、完了。
来週はいよいよ学校に配られます。
待っていただいていた先生方、お待たせしました・・・・
メディアコーディネータが学校を回り始めました!
今週からメディアコーディネータが学校を回り始めました。
市内の全小学校に導入されているグループウェアソフト「スタディノート」(子ども達が学習で使うwebノート)等の名簿更新作業です。
今日で5校の作業が終了しました。
学校に行くと、いろいろな質問を受けるようです。
先生方からは、週案簿の入力についての質問が多いようです。
一方、管理職の先生からは、Webサイトの入力についての質問が多いようです。
先生方の質問に答えられるように、4人のメディアコーディネータは、時間の合間に、校務支援システムやCMS(webサイトのしくみ)の勉強を独自に始めました。
力強い応援団(市P協)
市P協(日野市PTA協議会)の皆さんは、学校の力強い応援団です。各学校の教育活動はもちろん、スクールガードボランティア、挨拶運動等、さまざまな市の事業にも積極的に協力をいただいています。
本日は、午後7時より9時まで、教育行政と市P協(日野市PTA協議会)の懇談会がありました。
会が始まる前に、何人かの役員の方から「推進室のwebサイト、毎日楽しみにしています。」というお声をかけていただきました。また、冒頭の浜屋会長の挨拶でも、「推進室のwebサイトを見ることが毎日の日課です。各学校の新着情報から学校の様子もわかり、安心して学校を支えたくなります。」という大変ありがたいお言葉をいただきました。
懇談会では、教育長、教育委員会の部課長より、平成19年度の教育予算、安全対策、学力、いじめ問題、部活動、ICT活用教育について、それぞれ説明させていただきました。
推進室からは2つのことをお話させていただきました。
(1)各学校のwebサイトをご覧下さい。ささやかでもとても大切な日々の取組が、どんどん発信されています。
(2)学校ではセキュリティがしっかり守られています。家庭ではどうでしょう。ICT時代の保護者の責任として、危機回避策が必要です。(インターネットの契約をしているプロバイダーのセキュリティサービスや携帯電話の制限設定等)
◇市P協の方からは、次のような質問が出されました。
Q:例えば、先生方が、朝、出勤したらすぐにコンピュータを起動するなど、コミュニケーションが不足することにならないか・・
A:校務支援システムの掲示板に必要な連絡事項をあらかじめ朝会前に掲載することにより、職員朝会を効率的に進めて、直ぐに教室に行くようになった、という事例もあります。効率的になったことで生み出された時間は、子どもとの触れ合いに使えます。また、「ひのっ子宝箱」というシステム機能のように、その学校の子ども達のよさやがんばりを、担任だけでなくすべての先生方で見つけて、記録し、共有するなど、ICTで教育の質を高めるコミュニケーションも生まれます。
◇また、次のような感想や要望が出されました。
・親より子どもの方が、インターネットや携帯電話を使いこなせていて心配。
・我が家の現状を考えると大変心配。ウイルス対策ソフト等、どうやったらいいか、家庭でもできる具体的なことを知りたい。
・PTA主催の保護者向けの勉強会の相談にのってもらえるか。
・家庭教育学級で、情報安全教育について取り組みたい。
携帯・インターネット事故から子どもを守るためには、学校の指導だけでは不十分です。
各家庭での取組が不可欠です。
本日の、教育行政と市P協(日野市PTA協議会)の懇談会では、この大事なことが話し合われ、大変有意義でした。
ひのっ子に「ICT時代に生きる力」をつけるために、推進室も、学校と家庭との連携に向けてお手伝いをしたいと
違う世界から学ぶ
本日は、市役所の会議室で「幼小連携教育推進委員会」が実施されました。
幼保・小・(中)の連携・・・これは、ICT活用教育・特別支援教育と並んで、日野市教育委員会で推進している主要な施策(3本柱)の一つです。本委員会は、この施策を受けて今年度から新しく作られたもので、小学校低学年(主として1年生)を担任している先生方と、公立幼稚園の先生方の研修の場となります。
本日は、その第1回目が行われました。
日野市は平成16年度から文部科学省の幼児教育の研究指定を受けていますが、本日の研修は、昨年度、この研究(幼児期から小学校入門期へのなめらかな接続を目指して)にかかわった幼・小の先生方が講師となりました。
小学校の先生から・・・ 幼稚園の先生から・・・
「昨年度の保育参観から、こんなことを学びました。今、入 幼児期ではこんなことを大切にして保育しています。
門期の子ども達には、このような適応指導が大切です。」 幼児期ではこんなことを大切にして保育しています。
最後に、絵本や歌、手遊び、ゲームの紹介・・・
「恥ずかしがらずに、子ども達に興味・関心を引くようにや
ってみましょう。」
多くの研修会は指導主事が中心となって運営していますが、本日の研修は、研究に関わった先生方が中心となって企画・運営しました。研修後、次のようにおっしゃっていたのが印象的でした・・・・・
「自分の授業観が変わった。1年生の担任はもう複数回目になるが、今回ほど、子ども達を大切に、丁寧に、よく見ているのは初めて。」
「保育を見て自分の指導が変わった。子どもを待てるようになった。一人一人の子どもが、今何を考えているのか、理解するようにしている。」
「子ども達が好む具体的な遊びなどもたくさん知ったが、大切なのは HOW TO ではない。子どもの心をよくつかむこと。」
「真新しい教科書の1ページ目の絵。そこから様々なイメージがわいてくるようになった。じっくりと子どもを見ながら授業している。」
「まだまだ、学びたい。幼児教育に触れて、教育の奥の深さを感じている。」
・・・・・共通しているのは、先生方が、幼稚園(保育園)という違う世界から多くを学ばれたことです。このことはICTの活用も同じです。
今の自分の置かれている状況から一歩踏みだし、新しいことに挑戦されたこと。違う世界から多くのことを吸収されたこと。謙虚に学ぶ姿勢をもち、努力されたこと。これらのことから、教師は成長していく・・・ということを実感しました。
新しいコンピュータ
推進室ではこれからの3日間、システム・エンジニアの方により、55台の新しいコンピュータをそれぞれの学校で使えるように設定する作業が行われます。
この作業が終わってから、コンピュータは各学校に届けられます。