第66回理科ワークショップ
1月29日(火)に平山小学校の理科室において、今年度7回目の理科ワークショップが行われました。内容は第6学年「電気の利用」の単元における指導法について、講師は平山小学校の先生が担当しました。参加者は市内小学校の先生で、今回は14名の参加がありました。
最初に学習指導要領の理科の目標、問題解決の進め方、単元「電気の利用」における指導のポイントについて説明がありました。
指導のポイントでは、3つの項目にまとめ
(1)系統性を意識した指導 (2)学習内容と日常生活とのつながりを意識した指導 (3)感覚から数値化し、客観性のあるデータをとる指導
それぞれについて詳しい説明がありました。説明の後、実技研修に移りました。
実技1 手回し発電機で電気をつくりだす・コンデンサーに電気を蓄える
①手回し発電機で電気をつくり、豆電球、LED、モーター、電子メロディ等を接続してみる
②コンデンサーに電気を蓄え、豆電球やLEDを接続してみる
実技2 豆電球と発光ダイオード(LED)の比較
①豆電球とLEDに流れる電流の大きさを比較する
②豆電球とLEDの点灯前と点灯中の温度を放射温度計で計測する
※実験結果の整理の仕方では、グラフ用紙にシールを貼るなどの工夫が紹介されました。
参加者は実験に必要な道具を自ら考えながら準備し、工夫しながら実験を行いました。
研修会後のアンケートには、「結果の整理の仕方で、視覚的にわかりやすくしたり、他の班と結果を共有し比較することが有効であると感じた」など、有意義であったという記述が多くありました。次回の理科ワークショップは2月中に市内小学校で行われる予定です。