9月13日(火)、せせらぎに、「コミューン」が来ました!
「コミューン(comuoon)」とは、聞こえにくさがある人向けに開発された
スピーカーで、話し手がマイクを着け、その声がスピーカーを通して
クリアに届けられる、画期的な商品です。
せせらぎに通級している児童にも、6月のきこえグループのときに試聴させて
いただいたところ、高度難聴の児童、軽度難聴の児童、高音域の聴力だけが
落ちている児童、どのタイプの児童も「聞こえやすい!」「補聴器よりもいい!」
と大好評でした。
そこで、コミューンを開発された会社と連絡をとったところ、
「きこえのあしながさん」という学校などにコミューンを寄贈するプロジェクトが
あり、その対象校として、本校が選ばれることになり、この日の寄贈式を
迎えることとなったのです。

そして、この日はもう一つサプライズが!!
プロレーシングドライバーの横溝直輝選手も「きこえの親善大使」として
来てくださったのです!!

横溝選手からは、
「レースの世界でも、勉強することはたくさんあります。
大人になってからいきなり勉強するのはとても大変なことなので、
子供のうちからコツコツと勉強を重ねていくことが大切です。」
というお話や、夢をもち、その夢に向かって努力することの大切さを
教えていただきました。
(横溝選手のブログでも紹介されています!)
この後の質問コーナーでは、レースやレースに使うマシンのことなどを
教えていただき、とても貴重な経験となりました。

最後に、「コミューン」を開発された中石さんより、開発のきっかけや
世界各国で活用されているお話などをお聞きしました。

寄贈式が終わってから、早速箱からコミューンを出し、コミューンを介して
会話を楽しみました。
次の日から授業でも活用し、片耳難聴の子も「よく聞こえる!」
補聴器を使っている子も「先生が後ろを向いていても声が聞こえる!」と
嬉しい声をたくさん聞いています。
これからも「コミューン」を活用し、「きこえのバリア」を取り除いていこうと
思います。