ゆめがおかニュース

八ヶ岳移動教室 2日目


明けて二日目。眠たい目はともかく、半分夢の中の表情の子も…。昨日はきちんと寝られたのでしょうか。一晩中降り続いた雨が少し残って、朝の散歩は多目的室での集会に変更、その後はまたまたお楽しみな朝食バイキング。パンだけで3種類、ご飯かおかゆか、サラダは三種の中から…何という充実ぶりでしょうか。昨日の晩御飯にも懲りず、子供も引率教員もお腹いっぱいいただきました。大成荘での終わりの会では、今日訪れるJA牧場の酪農体験に向けて、館長さんからの「命をつなぐ」お話がありました。話を聞きながら子どもたちの表情が旅行気分から真剣な眼差しに変化していくのが印象的でした。半ばあきらめていた「JR最高地点」での記念写真も、何とか決行。写真屋さんは「背景に山が見えないのは残念ですが、みんなの雨具が色とりどりで、かえってすてきな写真になりました。」と言っていました。JAの八ヶ岳牧場は、この地域に多くある観光牧場とは違い、かの「シュッポッポ牛乳」をはじめとする本格的な牧場です。その為華美な装飾は勿論、見学のためのお気楽な設備など何もありませんが、子供たちは日本の酪農の現実、命の営みとそれを「いただいている」日々の食生活など実に多岐な内容を実体験することができます。バター作り、乳搾り、牛のブラッシング、子牛とのふれあい、餌やり体験と、どこでも38.5℃ともいわれる牛の体温を直に感じながら行った体験の数々はきっと子供たちの心を豊かに耕してくれたはずです。はじめは「くさい!」と言って鼻をつまんでいた子ども達も、作業が終わると「ああ、早く牛乳飲みたいな」と目を輝かせていました。今回の移動教室、大きな予定はこれにて終了。最後に滝沢牧場でのお弁当とお土産の買い物に移動しました。1500円の使い道、「家族に」「キーホルダーだけは買うぞ」「名物は何だろう」「え、足りないなあ」みんな嬉々とした顔をして思い出の買い物体験をしていました。帰路のバスも渋滞知らず。すいすい走る心地よさに、みんな爆睡でした。天気にも味方され、あー楽しかった。来年の日光に向けてもしっかり気持ちの準備ができました。