カテゴリ:お知らせ
師走の雨あがり
昼過ぎになってほんのり太陽が顔を出し、濡れた落ち葉をあたためていました。
廊下もセキュリティチェック
学校側の案内で校舎内のあらゆるところをチェックして各学校の現在の情報セキュリティにおける運用状況を確認し、現場指導を行いました。
現在、専門家にその結果をまとめていただいています。
職員室やコンピュータ室でのチェック
昇降口から廊下までチェック
学校だけでなく、市役所庁内も同じです。
情報セキュリティの内部監査を受けています。
会議室への通路になっている推進室の前の廊下には、交換便の棚が置かれていました。
交換便とは、学校と市役所との紙文書の郵便みたいなものです。
(・・・今後はペーパーレス化により、やりとりする文書は少なくなってくると思いますが・・・)
その交換便の棚は、セキュリティ上、場所が移されました。
何もなくなった推進室前の廊下。 | 部屋の中へ大移動。 |
学校でも置き場所を変更した方がよいと思われるものがいくつか指摘されています・・・
晩秋の紅葉が輝く中での音楽会
今日から師走ですが、昼間は、柔らかな日ざしの中、暖かさを感じます。
◆今日は、市民会館大ホールで第14回日野市公立小学校交流音楽会が開催されています。
午前と午後に分かれて小学校18校全校が参加しています。
多くの保護者の方が聴いてくださっています。
◆音楽会が行われている市民会館前の広場は、晩秋の紅葉が輝いています。
ここでは、来週の木曜日からイルミネーションイベントが行われます。
市民の方々が作製したイルミネーションが展示されることになっています。
いよいよ冬が近づいています・・・
◆音楽会の終盤は、統合でこれが最後の参加となった三沢台小、百草台小と続き、素敵な歌声を聴かせてくれました。
↑百草台小の歌声(関係者に特別に許可を得て撮影させていただきました)
親として社会の常識や知識を子どもに伝えること
会場には、保護者の方の中に、小学校の校長先生やICTモデル校の中学校の校長先生と研究主任の先生のお姿もありました。
外はすっかり冷え込んでいます。 | 教育部生涯学習担当の高田参事挨拶。 |
市P教の浜屋会長挨拶。 |
◆講師の堀田龍也先生に、保護者の方の声を聞いていただいた後、講演していただきました。
◇小学生の保護者の方
子どもに携帯電話が欲しいか尋ねたら、「まだいらないよ」と答えました。パソコンを欲しいか尋ねたら「欲しい」と答えました。
これから成長していく上で避けては通れないメディアというものを最初にどう教えていったら良いのかを教えて欲しいと思います。
また、携帯電話においてフィルタリングにはどのようなサービスがあるのか、保護者向けのサービス等はあるのか知りたいと思います。
◇中学生の保護者の方
自分の息子は携帯電話を持っています。さらに家ではインターネットを使っています。事件も話題になっていますが、将来的には
情報社会の中で生きていくのですから、現状を分かった上で、どんなふうに生きていけばいいのかアドバイスをください。
◇高校生の保護者の方
高校生ともなりますと、ほぼ100%携帯電話を持っているのが現状です。家に帰ればインターネットがあります。
小学校、中学校で子どもたちは学校でそういった勉強をしてきています。ある意味、そういう授業を受けていない私たち親より
携帯電話の使い方を知っています。私たち親もどうやっていって活用していけばいいのか教えていただきたいと思います。
ICTの光と影、その「光」の部分で、ICTを活用した授業の効果についても触れていただきました。ちょうど今、各学校で重点的に取り組んでいることです。また、日野市の学校Webサイトもほめていただきました。「学校の日々の取組が発信されることはすばらしいことです。」
◆保護者の方の感想より
◇常識をもっている大人が子どもたちに教えることはたくさんある・・・との言葉になるほどと思いました。
このようなわかりやすくとても興味ある講演会に、もっともっと多くの方に参加して聞いてもらいたいと思いました。
あっという間に時間が過ぎました。
◇いろいろと便利になりましたが、やはり大人がきちんとした常識を子どもに伝えていかなければいけないと思いました。
これは本当に人間の基本のところだと思いました。
◇ネットトラブルで、子どもが相談するのは7割が親であることを聞き、ほっとしました。
しかし、出会い系サイトの被害者の8割近くが18歳以下の子どもであるという事実にぞっとしました。
フィルタリングの機能は必要ですが、それ以上に「親の目」が大切です。
我が家ではネットをやっていませんし、携帯も持たせていませんが、今後持たせる際に、じっくりと使用のルールを話し合おうと思います。
自分自身もネット犯罪の知識をたくさん学ぼうと思います。
◇知識と常識を教えることによって、危険を回避する力をつけることができることを学びました。
メディア社会を受け入れることを前提に、よりよくつきあう方法を考えるという考え方に感銘を受けました。
◇ステキなお話でした。ICT活用の大切さがわかりました。
これからも親として、社会の常識や知識をきちんと子どもに伝えていきたいと思いました。
◆本日の講演会資料を、講師の堀田先生より提供していただきました。
明日は多くの方の参加をお待ちしています(情報安全教育講演会)
晩秋の中央公園 | 落ち葉のじゅうたん |
市役所前(市民会館前)の中央公園は最後の紅葉がみごとです。
明日は、ここ市民会館で情報安全教育の講演会が開催されます。
多くの方が参加されることを願っています。
情報安全教育の講演会については、推進室の本サイトで11月6日、11月16日に掲載しております。
日野市オフィシャルサイトでもご案内しています。
また、先日、市内の学校で配られた教育広報紙「ひのっ子きょういく」でも紹介しています。
本当に必要なものだけをとっておく
◆先週より、情報セキュリティを専門とする会社の人(専門家)による「情報セキュリティの現場指導」を実施しており、今週も引き続き行います。
昨年度も3学期に全校実施しましたが、その際に、学校の情報セキュリティ運用状況の課題の一つとして、職員室等の机上や棚の上の整理整頓があげられました。
◆校務の情報化が浸透することによって紙文書が激減し、データもしっかり管理できます。
このことで職員室の机上等も整理されるはずです。
ところが、そううまくいっていないのが現状です・・・・
現場指導に行っている専門家が次のように話されました。
「先生方は、子ども達に提出させたワークシートや作品等を期限を区切って返却されているのでしょうか。職員室に置かれたままになっていないでしょうか。このあたりを先生方がどう認識されているかが大切なポイントになると思います。」
◆下の画像は、市内の学校・園訪問等で見つけた「きれいな机上」です。
ポイントをお聞きしたところ、
「古い書類、必要のなくなった資料は取っておかずに思い切って捨てること。本当に必要なものだけきちんと管理すること。」
だそうです。
職員室 | 職員室の机上 |
校長室の机上 |
展覧会作品のポートフォリオ
百草台小学校の展覧会で、ICTを活用した新しい取組を行い、保護者の方に大変評判が良かったということで情報提供していただきました。
◆作品の制作過程を展示会場のコンピュータで示しました。
これは、展覧会作品のポートフォリオと言えます。
今まではできあがった作品のみの展示でしたが、そこに至るまでの過程が示されることで作品への理解がより深まります。
そして、今までの展示方法では見えなかった、一人一人の子どもが一生懸命に作品に取り組む様子が、手に取るように伝わってきます。
展覧会会場風景。 各学年の展示場所にはコンピュータが置かれています。
各学年の作品の制作過程を示した画面の一部より・・・
◆保護者の方から次のような感想をいただきました。
・自分自身の思いを形にしている姿をパソコンで確認できる新しい見せ方にびっくりしました。
・児童の写真やスライド等も用意してくださり、完成品だけでなくその過程などがと見られてても良かったと思います。
・制作している最中の子ども達の写真は見ていますととても楽しそうです。
・パソコンの画像は、一人一人のまじめに取り組んでいる表情が見られてとてもよかったです。
・学年のスライドも作品ができるまでの様子が分かり先生方が熱心に指導してくださりうれしく思いました。
学芸会(学習発表会)でICT
先週末と今週末は、市内の多くの小学校で学習発表会や展覧会が開かれました。
その中で、ICTを活用した新しい取組に挑戦した学校もいくつかあります。
◆日野第五小学校の学芸会では、ICTを活用した劇が非常に効果的だったということで、情報提供していただきました。
第6学年の劇です。いつもは児童と先生方で作成していた舞台背景となる大道具を、コンピュータ画面で作成して投影しました。 | |
児童が中心となって、劇の紹介のプロモーションビデオまで作成しました。 |
日野市の取組が全国の参考に
山形市教育委員会からの依頼で、本日と明日の2日間、市内の東光寺小学校と夢が丘小学校のICT活用教育の様子を視察していただいています。
また、本日、福岡県のある市の教育委員会より問い合わせがありました。
ちょうど今、来年度の予算編成の時期です。ICT環境の予算化についての相談でした。
授業用のICT環境を優先すべきか、それとも校務の情報化(教員一人一台のコンピュータと校務支援システムの導入)を優先すべきか・・・
といった相談です。どちらも必要なICT環境で、限られた予算の中での究極の選択のようです。
一方、本日午前中、都内の区議会議員の方が、推進室にお見えになりました。
区のICT環境を整備するための参考として、推進室設立の経緯や、日野市の取組について熱心にお尋ねになりました。
ICT環境は、まだまだ全国でも最低レベルの東京都ですが、動き始めた区市が出てきました。
教育の情報化の意義を理解し、少しでも多くの自治体が、可能な限りICT環境の整備に着手し、日本のICT活用教育が推進されることを期待したいと思います。
そのために、日野市の取組が参考にされるにはうれしいことです。
秋真っ盛り
夕日を浴びた市役所前の桜並木。 はらはらと落ち葉が舞い散っています。 | 16時半過ぎの西の空。つかの間の空のキャンパス。あっという間に暗くなります。 |
ただ今、日野は秋真っ盛り。
今週の金曜日から2日間(23日、24日)、昨年から晩秋の高幡不動で始まった「たかはたもみじ灯路」が始まります。