2012年8月の記事一覧
実践報告
本日は、ICTを活用した授業づくりの研修会を行いました。
昨日同様、市内の先生に実践報告をしていただきました。
授業における学習効果をより高めるためのICTの活用の仕方や効率的な準備の方法、併せて、それを実現していくための、授業スタイルの確立と子どもへの浸透について報告いただきました。活用したコンテンツの共有財産化の大切さも伝えていただきました。
今年度の「授業づくり研修」では、先生方の実践を生の声で伝えていただきました。受講の先生方にとって特に響く助言になったと思います。
プレゼンテーションソフトの活用
今日は、プレゼンテーションソフトを授業や校務に活用するための研修会を行いました。
その中で、市内の二人の先生に実践報告をしていただきました。お一人は、生徒の興味・関心を喚起し、学習内容を確実に定着させていくために、プレゼンテーションソフトを効果的に活用して教材を作成、提示されていました。もうお一人は、児童が地域で行った仕事体験を、写真を活用して分かりやすく伝えるためにプレゼンテーションソフトを活用した事例を報告してくださいました。
どちらも、授業の様子が鮮やかに目に浮かびました。プレゼンテーションソフトの活用のポイントが、実感をもって伝わってきました。
個別学習の充実
夏季研修会が再開しました。今日は、パソコンを使って、子どもたちがそれぞれのペースで様々な教科の学習を進める方法について研修しました。この学習は、学習の個別化を実現し、子どもが主体的に取り組むことを目指しています。また、学習を進める過程で、教師と子ども、子どもと子どものコミュニケーションが高まることも期待されます。
先生方には、子どもの立場からソフトを活用し、計算問題に誤答すると、誤答を導く考え方を修正するための的確な指導・助言の言葉が画面上に表示されることや、指導の過程が細かく設定されていることなど、学習効果を高める様々な工夫を実感できたと思います。
また、個々の子どもの学習の状況が先生用のパソコンに蓄積され、援助を必要としている子どもの情報も分かるなど、教師の支援の質を高める仕組みについても研修しました。。
一人一人の子どもに確かな学力を確実に定着させていくために有効なICT活用の一つの方法です。今日は、市内の先生から、学級での授業だけでなく、算数の少人数学習や夏季休業中の補習で活用した事例も報告されました。
学校での活用が一層進むよう、今後も様々な働きかけを継続していく予定です。
初任者宿泊研修
朝のラジオ体操 | 食堂にて朝食 |
研修会 個人作業 | 研修会 グループ討議 |
「授業の充実に向けて」 発表 | 「宿泊研修を終えて」 発表 |
集合写真 | 解散 |
8月8日(水)から10日(金)まで、本市の小・中学校の初任の教員を対象とする宿泊研修会が、日野市立八ヶ岳高原大成荘で行われ、3日目の研修に参加してきました。
午前中の後半の研修では、受講者一人一人が、1学期の反省を踏まえて、よりよい授業を目指して2学期の改善点を発表しました。パソコンを活用してプレゼンテーションしました。受講者が作成した画面は、シンプルなものから、事前に用意した写真を活用するなど凝ったものまで様々でしたが、1学期と2学期を対照させて表現しているものも多く、分かりやすく仕上がっていました。
年度当初にICT活用の研修会を行いましたが、今後もICTを活用して授業力を一層高めていくことができるよう支援してまいります。
授業改善に向けて
文部科学省から、小学校6年生、中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表されました。今年は、国語、算数・数学に加え、理科が初めて実施されました。
その中で、「授業の内容はよくわかりますか。」という調査に対して、小学校6年生は、国語83.3%、算数79.1%、理科86.0%、中学校3年生は、国語71.8%、数学65.8%、理科64.7%が、「当てはまる」と回答していました。小学校も中学校も、児童・生徒の理解度の一層の向上に努める必要があります。
そのための具体的な方法の一つが、授業の方法を改善していくことです。その大きな助けになるものが、ICTです。資料を見せたい部分に絞って拡大して、大型モニターに映し出すことで、児童・生徒は集中して資料の読み取りを進め、確かな理解につなげていくことが期待できます。パソコンを活用して、友達と話し合いながら自分たちが調べたことや考えたことを一つの作品にまとめめ上げていく活動は、友達の考えから学び、理解を深めることができます。
当室では、今回の調査結果も参考にしながら、学校の授業改善を支援してまいります。
外部の人とつながるために
写真は、この夏の研修会の一コマで、画像編集ソフトの機能を活用して名刺づくりをしている場面です。
地域の人や専門家などと連携して充実した教育活動を展開していくためにも、教師には今、外部との折衝力が求められています。つながりをつくっていく際のきっかけとして、名刺は力を発揮します。今まではつくっていない先生方もいましたが、是非個性豊かな名刺をつくっていただきたいと思います。
画像編集ソフトを活用した名刺づくりも、円滑なコミュニケーションの推進に寄与するものだと思います。
ニーズに応じて
夏季休業日もおよそ半分が過ぎようとしています。早くも暦の上では立秋を迎えました。
当室の研修会も、本日が前半の最終日です。内容は、ビデオ編集でした。学校では、主に各種行事や教材づくりのための取材などの記録にビデオを活用します。見る側、活用する側の視点に立てば、やはりひと手間、つまり編集は必須です。教師には、様々なスキルが求められています。それを応援していくのが教育委員会の仕事です。よりよい学校教育をつくっていくために、現場に出て学校のニーズを読み取り、適時、適切な支援に努めてまいります。
コミュニケーションの力を高める
今日は、ICTを活用して授業に協働学習(意見交流、発表、討議、他校や専門家との交流等)を効果的に採り入れることを目的とした研修を実施しました。その中で本市の先生を講師として招き、実践報告をしていただきました。
午後の研修で報告された実践では、子どもたちは総合的な学習の時間で取り組んだ米作りの取組を、協働学習用のソフトを活用してグルーブごとにポスターに表現していました。講師からは、子どもたちがポスター作りに意欲的に取り組んでいたことだけでなく、自然に教え合ったり、助け合ったりする姿が見られたことが伝えられました。自分の体験したことを、パソコン上で、写真やイラスト、文章などを使って効果的に表現することは、子どもたちにはとってはたやすいことではことではないですが、頑張れば乗り越えることができ達成感も味わえる活動だったのでしょう。
本実践は、当室の支援員が授業支援に出向きました。子どもたちのコミュニケーションの力を高めていくためにも、ICTの活用は効果的です。今後も様々な実践が展開されるように支援に努めてまいりたいと思います。
創造的な授業を目指して
今日の研修(「授業づくり研修(Ⅰ) ICT機器活用編」)は、主に電子黒板と実物投影機の機能を活用して、分かる授業、魅力ある授業をつくるという内容でした。これらの機器を効果的に活用すれば、教科書と黒板だけの授業に比べて、子どもたちにとって数段分かりやすく、集中しやすい授業になります。見せたいものを実物投影機で大型テレビに映すだけでも子どもの理解を助けますが、それぞれの機器が備える様々な機能を使いこなせば、授業が創造的なものになる可能性がより広がります。今後も先生方の授業づくりを応援していきます。