園長あいさつ

第四幼稚園園長あいさつ

 

第四幼稚園は昭和48年に開園し、令和5年度に開園50周年を迎えました、日野市の公立幼稚園で長年の間大切にしてきた、一人ひとりの子どもたちを大切に、豊かな遊びを通して学ぶ教育を受け継いできた伝統のある幼稚園です。

風情のある園舎の天井の明かり取りや照明などからは、開園当時の時代の先端を取り入れて作られたことが感じられます。また、園舎の構造を利用してつくられた教材室などからも第四幼稚園に関わってこられた方々が、幼児たちが健やかに成長できる幼稚園となるよう、知恵と工夫をこらし、力を尽くしてこられた思いを感じとることができます。

園庭には、秋の実りの時期を園児や保護者のみならず、地域の皆様も楽しみにしてくださっている3本の柿の木があり、幼稚園とお世話になっている地域の皆様とをつないでくれている第四幼稚園の大切なシンボルツリーとなっています。

敷地内にはいたるところに草花や野菜等が植えられていて、季節の移り変わりや生命の恵みを感じる機会を大切にしています。毎年、地域の方からご指導をいただいて、初夏には園庭で稲を栽培し、秋には収穫の恵みも体験しています。周囲を宅地に囲まれていて、少し目を移すと、中央高速道路や多摩都市モノレールの線路を眺め見ることができる近代的な時代の流れも感じる場所にある幼稚園ですが、園の中で自然体験できる機会を設けられるよう工夫するとともに、園のすぐ近くに流れる多摩川に出かけて、河川敷を利用した草滑りや自然物の探索を行う機会を数多く行っています。園児たちが市内に残る豊かな自然に触れる中で、心躍らせる体験や様々な感情を感じることができる体験を通し、感性豊かな心を育むことが出来るよう工夫しています。

 

第四幼稚園は4、5歳児ともに少人数の学級ですが、その利点を活かして、一人ひとりの子どもたちを大切にし、子どもたちが自分らしさを表わし、自分のもっている力を発揮する喜びを感じられる場所となるよう、個性や発達の特性に応じたきめ細やかな指導を心がけています。教師は、子どもの「やりたい」が実現できるよう、一人一人の発達段階や興味に応じた指導と幼児理解に努めるとともに、タイミングよく子どもたちを支えて、生きる力の基礎や学びの芽が育まれる教育・保育を教職員一同で進めていきたいと考えています。また、保護者の皆様や地域の皆様にもお力をいただいて、みんなで子どもたちの成長に関わることで、子どもたちが人と関わる喜びや心地よさを感じるとともに、協同性や規範意識の芽ばえ等も培える場所となるよう教育を行っていきたいと思います。

幼稚園と子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様との信頼関係の構築に努め、子どもを真ん中に、保護者の皆様、地域の皆様と幼稚園と手と手をつないで、子どもたちの成長を共に喜び合い、支え合っていきたいと思います。保護者の皆様、地域の皆様には幼稚園の教育にお力添えをいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

第四幼稚園 園長