学校日記
11月12日(水)
朝、登校すると、自分の教室の前の廊下に、かわいい虫の絵の画用紙がいくつも置いてあったら、2年生はどんな反応をするでしょうか。
上の写真は、まさにその場面を捉えたものです。
ご覧の通り、2年生教室前の廊下は大騒ぎ。「何これ」「いっぱいある」などの声がわんさか聞こえてきました。
担任団は遠巻きに眺め、微笑んで見ています。
これは、2年生の学芸会「ムーシ村の音楽会」の衣装として身に付ける「お面」の材料を、廊下に並べておいたものです。
学芸会を迎えるに当たり、子供達は脚本と出会い、お話の中に入り込み、登場人物として出演します。お話の中にすすんで入り、楽しい経験、達成感の味わえる経験とするには、それぞれの学習場面で、どのような取組をするのがよいか、教員は常に考えています。お面の材料ひとつとっても、単に材料を渡し制作に入るより、ある意味ドラマチックな出会いをさせた方が、子供達は喜び、意欲は高まるものです。
学芸会を行う背景として、本番当日だけでは見えないこのような取組が、各学年で行われています。
見えないという意味では、表舞台に立つ児童を最大限に引き立てる裏方として、音響、照明、大道具小道具、舞台などの係を受け持つ児童がいることも、忘れてはいけません。
見えないところを知ることで、学芸会などの発表を、より興味深い作品として味わえるのではないでしょうか。