学校日記

予告なしの避難訓練2

緊迫した様子で緊急放送が校内に流れました。

明らかにいつもとは異なる雰囲気をみんなが感じ取ったと思います。
この日は、児童はもちろん、教職員にも予告なし
しかもお決まりの「訓練!訓練!」から始まるものとは異なるものでした。

『自分の命を守る行動をとりなさい。』
『正しいと思う行動をとってみなさい。先生は指示を出さず見守るように。』
『助けてくれる先生や大人の人がいつもそばにいるとは限りません。』

『自分の命は自分で守るのです。』
『命は失ってしまったら二度と元には戻りません。命は宝物です。』

と一人一人の心に強く響く言葉が校長からありました。

 

もし災害が起こった時にパニックにならずに
自分の命を守るためにどのような行動をとればよいか、
自分自身で真剣に考えることができる避難訓練でした。


この訓練のあと、いくつかのクラスから感想が届きました。
一部を紹介します。

【一年生】
・本をよみたかったけど、こうちょうせんせいのはなしをきいて
 いのちとひなんくんれんがだいじだとおもった。
・みんなとじぶんのいのちがたすかってよかった。
・まえのくんれんをおもいだして、早くハンカチとぼうさいずきんをよういした。

【三年生】
・はじめは本当にじしんが来たんじゃないかと思いました。
 本当に来たら、くんれんを思い出してその行動を生かしたいです。
・ぼくたちはまだ大きな災害をけいけんしたことがないけれど
 自分の命は自分で守れるようにしっかりやっていきたいです。
・失った命はもうもどってこないことも分かりました。

【六年生】
・避難訓練はこうである、と普通に思っていたことが違っていた。
 先生の言うことを聞き、校庭に出ることだけが訓練と思っていた。
 自分の命は自分で守るという言葉は、自分が考えて避難をするということ。
 これからも先生の指示に、自分でも考えを加えて行動していきたい。
・自然災害はいつどこで起こるか分からない。けれども、いつどこで起ころうと
 避難訓練が役に立つことがわかり、より真剣に取り組もうと考えた。
 実際に起きた場合、冷静に対処し、災害の特性に合った判断が
 できるようになりたいと思った。

 子供たちの心に何かが残った気がします。