学校からのお知らせ

昨日、修了式は終わりました!

 1年間、保護者の皆様、地域の皆様には、ご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。昨日、1年間の節目となります「修了式」を無事終わることができました。式の中で、各クラスの代表児童に修了証を渡しました。児童代表で言葉を述べた1年生の発表も、とても素晴らしかったです。(写真が無くてごめんなさい)昨日の講話の内容は、以下のようなことです。
 皆さん、進級・進学おめでとうございます。といってもまだ実感はないかもしれませんが、この1年間を振り返って、皆さんはどうだったでしょうか。楽しかったこと、悲しかったことがあったかもしれません。しかし、そのすべてにおいて、皆さんがこれから生きていく上での力となるものです。366人全員の通知表をすべて読みましたが、担任の先生方は、皆さんの素晴らしいところを褒めています。自信をもって、4月を迎えてください。
 
でも「ああ、もうイヤだ」と逃げ出したくなった時、辛くて泣きそうになった時もこれからあるかもしれません。そんな時に、思い出して欲しい呪文があります。その呪文とは「パトローナス」です。パトローナスは、ハリー・ポッターのお話の中に出てくる呪文です。
 皆さんは、ハリー・ポッターの本を読んだことがあるでしょうか? 映画を見た人もいると思います。知らない人のために、ちょっと紹介します。
 ハリー・ポッターは、魔法使いの男の子です。赤ちゃんの頃にお父さんも、お母さんも亡くしてしまい、意地悪なおじさんの元で、シンデレラのようにいじめられて育ちました。ハリーが11歳になった日、フクロウが手紙を運んできました。ハリーは魔法使いの卵だから、ホグワーツ魔法学校に入学して、魔法使いになる勉強をしなさいという手紙です。ハリーは、おじさんの元を離れて、ホグワーツに入学し、そこで、ロンやハーマイオニーをはじめとする、たくさんの親友、先生方に出会います。そして、生まれて初めて、人生の喜びや楽しみを味わうのです。 さて、ハリー・ポッターの世界には、ディメンターと言う恐ろしい怪物がいます。ディメンターに襲われた人は、魂を吸い取られ、生きる屍になってしまうのです。このディメンターに、唯一対抗できるのが、先ほど言った「パトローナス」の呪文です。ディメンターを倒せるほど、強力なパトローナスを送り出すには、その人の人生で、一番楽しかった思い出を頭に思い浮かべなくてはなりません。
 
ハリーが、ある人の悪巧みで、このディメンターに襲われた時、ハリーのパトローナスは全然効きませんでした。何故ならハリーには、楽しかった思い出が無かったからです。
 ディメンターがハリーに迫ってきて「もうやられてしまう!」と思ったとき、ハリーはホグワーツ魔法学校のことを思い出します。楽しかった思い出、ロンやハーマイオニーの顔、生まれて初めて知った人生の喜び、シリウスと言う人がハリーのお父さんになってくれると言ってくれたこと。その時の、胸が震えるほど嬉しかった気持ち。そのことを心に抱いて、ハリーは一心に「パトローナス」を唱えました。強力な呪文は、あっという間にディメンターを追っ払いました。さあ皆さん、これからも、楽しい思い出をたくさん作ってください。