文字
背景
行間
【6年生】日光移動教室
6年生は7月3日(木)~5日(土)までの2泊3日で日光移動教室に行きました。3日間ともに天候不順ではありましたが、全行程を無事に終えることができました。主な見学先の様子をお伝えします。
<きたま古墳>
西暦5世紀から6世紀頃に作られた豪族の墓(古墳)や、そこから出土した埴輪や土器などを見学しました。社会の教科書にも載っているワカタケル大王の名が記された金錯銘鉄剣(現在はレプリカ)では、多くの子が興味深くその説明を読んでいました。
<東照宮>
各クラスごとにガイドさんからの説明を受けながら、三猿、陽明門、唐門、眠り猫、鳴龍といった貴重な建造物に触れることができました。家康公のお墓までの階段207段も数を数えながら、全員登りきりました。昼食時に降っていた雨も見学が始まる頃には止み、見学を終えました。
<戦場が原ハイキング>
4グループに分かれ、ネイチャーガイドの方と一緒に歩きました。グループによっては羽が緑色のセミ「コエゾゼミ」に出会い、触れることができ、貴重な体験でした。また倒木から新たな生命が芽生えていることを目の当たりにし、自然の素晴らしさ、尊さを感じ、さらに戦場が原の湿原は男体山の噴火によって形成されたことなどを学ぶなど、約3時間のハイキングはとても充実していました。「まだネイチャーガイドさんの話を聞きたい。」と言う子もたくさんいました。
<華厳の滝・龍頭の滝>
日光三名爆の1つである華厳の滝は、見学時は落水量が毎秒2トンということで、水しぶきがミストのように飛んできて、子供たちも気持ちよさそうに見学をしていました。滝の迫力も間近で感じることができました。
龍頭の滝では、どこが龍の形として見えるのかよく水の流れや地形を観察し、「あれが龍の頭かな」とつぶやいている子もいました。
<中禅寺湖>
遊覧船に乗船しました。乗船前には少し時間があったので、湖岸で水に触れるなど、行動班で散策しました。乗船し出発するとすぐに男体山が目の前に見え、子供たちはその迫力を感じていました。また、日光山を開山した僧侶 勝道上人(しょうどうしょうにん)のお骨が納骨されている上野島(こうずけしま)も目の前で見ることができました。
<冨弘美術館>
事故により重度の障害を負いながらも、生きることの素晴らしさ、生きる勇気を私たちに与えてくれる星野富弘さんのたくさんの作品に触れました。一人一人、真剣な表情で富弘さんの思いを感じ取る様子が見られました。
小学校生活の中で、最後の宿泊学習となりましたが、楽しむときは楽しみ、学ぶときは学ぶといったメリハリのある態度で過ごすことができました。日光の自然と歴史に触れ、「まだ終わってほしくない。」「楽しかった!」という声も聞かれました。充実した移動教室になったと思います。
今回の経験を生かし、これからも最高学年として、学校全体をリードしてくれることを期待します。
(2016年4月から2018年3月まで)