推進室情報 2010年
福岡県筑前町からICTの視察に
日野第四小学校で、ICTを活用している授業の様子を見ました。
教室において、インタラクティブスタディを使い、算数の学習を児童一人一人が取り組んでいます。
これまでは、パソコン室に行かないとできませんでした。
児童がタブレットPCを使い、インターネットで調べています。
調べてまとめたことを大型モニタに映し、発表しました。
視察の感想:
「学校では、児童がタブレットパソコンに向かって懸命に学習している姿が印象的でした。
また、教育委員会が中心となり、数年計画でICT活用教育のための環境整備をされているばかりでなく、 学校現場にサポーター等の支援体制を整備していることが、学校でのICT活用推進ばかりでなく、 充実につながっていると思いました。」
ICT審査「セキュリティ部門」でICTマーク全校取得
日野市では、平成20年度より、市内全小・中学校でのICT活用の一層の促進、日常化を図るために「ICT審査」を行っています。
審査は、「授業での活用部門」「校務での活用部門」「セキュリティ部門」の3つの部門で実施し、それぞれについて項目ごとに観点を設け、基準をクリアした学校に対して、部門ごとに「ICTマーク」を授与しています。
平成22年度は、「セキュリティ部門」で、全ての小・中学校がICTマークを取得しました。また、小学校12校、中学校2校で、ICTマーク3部門を取得しました。
旭山動物園から生中継
メディアコーディネータが、ライブでつなぐ最終調整をしています。
子どもたちは、飼育展示係の方から旭山動物園にいる動物(今回は、ペンギン、アザラシ、ホッキョクギツネ、ホッキョクグマ)について、いろいろなお話を聞きました。
開園前の園内の様子、飼育展示係の方が動物に接近したり、普段では見られない場所に入ったりする様子等が、Webカメラを通して映し出されました。
ペンギン館のペンギンが映りました。
子どもたちから「かわいい」という声があがりました。
飼育展示係の方が子どもたちに問題を出したり、子どもたちが飼育展示係の方に質問したりする場面もありました。
飼育展示係の方の説明を子どもたちは真剣に聞いています。
飼育展示係の方にも、子どもたちの様子が見えています。
この企画をした教員は、 「2年生は多摩動物園に何回か行って、アフリカ園の動物を中心に学習をしてきた。
ぜひ、子どもたちに、北の動物たちに触れさせたかった。
その意味で、旭山動物園とやりたかった。
旭山動物園では、平成18年度から旭川市内の学校を中心に、遠隔授業を行っていて、 日野市の学校に来て、このICTの環境であればできると思い計画した。
しかし、途中で映像が途切れるなどのハプニングは想定していなかった。
そのとき、メディアコーディネータがてきぱきと対応してくれて、すぐにつながったのを見て、あらためて感動した。
ICT機器の環境だけでなく、このサポートあってこそだと思った。」と語ってくれました。
新たな学びの可能性
日野市では、日野第四小学校と平山小学校の2校が、総務省の「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」の対象校となりました。
この事業では、4年生以上の児童に一人1台のタブレットPCが配備されます。
また、インタラクティブホワイトボードが3台配備されます。
そして、様々なサポートをする人材(ICT支援員)を配置していきます。
(一人一台のタブレットPCの活用) | (インタラクティブホワイトボードの活用) |
日野第四小学校には、2月8日の発表で使う機器が届きました。
さっそく先生方は、それらを手に取り、授業のイメージをふくらませていました。
インタラクティブホワイトボードは どのように活用できそうか? | タブレットPCってどんなものだろう? |
愛知県豊川市からのICT視察
11月22日(月)から26日(金)、愛知県豊川市から、国内派遣研修として、中学校の教員が日野市のICT活用教育の視察に来られました。
平山小学校、日野第三中学校、平山中学校で、ICTを活用した授業や校務の様子など、学校での様々な取り組みを見ていただきました。
(武藤教諭の感想)
機器に苦手意識をもっていた自分には、荷が重いと当初感じていましたが、その不安はすぐに消えました。
情報の共有化、ICT活用の技術、基本的な授業力の向上、情報セキュリティへの意識など、ICT活用教育を進めていくのに最も必要なことは、人と人とのつながりであり、チームワークでした。
今回、貴重な時間を割いて、もっているノウハウや過程を余すところなく見せてくださった日野市の関係の方々から学んだことを生かし、豊川市の子どもたちがより意欲的に学習に取り組めるよう、ICT活用を実践していきたいと思っています。