過去の推進室情報 2010年

推進室情報 2010年

福岡県筑前町からICTの視察に

3月16日(水)、福岡県筑前町から、教育委員会指導主事と、小学校の校長先生が、日野市のICT活用教育について視察に来られました。
日野第四小学校で、ICTを活用している授業の様子を見ました。



教室において、インタラクティブスタディを使い、算数の学習を児童一人一人が取り組んでいます。
これまでは、パソコン室に行かないとできませんでした。

  

児童がタブレットPCを使い、インターネットで調べています。
調べてまとめたことを大型モニタに映し、発表しました。

  

視察の感想:
「学校では、児童がタブレットパソコンに向かって懸命に学習している姿が印象的でした。
また、教育委員会が中心となり、数年計画でICT活用教育のための環境整備をされているばかりでなく、 学校現場にサポーター等の支援体制を整備していることが、学校でのICT活用推進ばかりでなく、 充実につながっていると思いました。」

ICT審査「セキュリティ部門」でICTマーク全校取得

日野市では、平成20年度より、市内全小・中学校でのICT活用の一層の促進、日常化を図るために「ICT審査」を行っています。


審査は、「授業での活用部門」「校務での活用部門」「セキュリティ部門」の3つの部門で実施し、それぞれについて項目ごとに観点を設け、基準をクリアした学校に対して、部門ごとに「ICTマーク」を授与しています。


平成22年度は、「セキュリティ部門」で、全ての小・中学校がICTマークを取得しました。また、小学校12校、中学校2校で、ICTマーク3部門を取得しました。


23年度も、情報セキュリティの向上、授業及び校務でのさらなる活用に向けて、取り組んでいきます。

旭山動物園から生中継

2月22日(火)、夢が丘小学校では、北海道の旭山動物園とWebカメラでつなぎ、2年生の生活科の学習を行いました。



メディアコーディネータが、ライブでつなぐ最終調整をしています。

子どもたちは、飼育展示係の方から旭山動物園にいる動物(今回は、ペンギン、アザラシ、ホッキョクギツネ、ホッキョクグマ)について、いろいろなお話を聞きました。

開園前の園内の様子、飼育展示係の方が動物に接近したり、普段では見られない場所に入ったりする様子等が、Webカメラを通して映し出されました。



ペンギン館のペンギンが映りました。
子どもたちから「かわいい」という声があがりました。

飼育展示係の方が子どもたちに問題を出したり、子どもたちが飼育展示係の方に質問したりする場面もありました。



飼育展示係の方の説明を子どもたちは真剣に聞いています。
飼育展示係の方にも、子どもたちの様子が見えています。

この企画をした教員は、 「2年生は多摩動物園に何回か行って、アフリカ園の動物を中心に学習をしてきた。 
 ぜひ、子どもたちに、北の動物たちに触れさせたかった。  
その意味で、旭山動物園とやりたかった。  
旭山動物園では、平成18年度から旭川市内の学校を中心に、遠隔授業を行っていて、 日野市の学校に来て、このICTの環境であればできると思い計画した。
しかし、途中で映像が途切れるなどのハプニングは想定していなかった。  
そのとき、メディアコーディネータがてきぱきと対応してくれて、すぐにつながったのを見て、あらためて感動した。 
 ICT機器の環境だけでなく、このサポートあってこそだと思った。」と語ってくれました。

新たな学びの可能性

日野市では、日野第四小学校と平山小学校の2校が、総務省の「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」の対象校となりました。


この事業では、4年生以上の児童に一人1台のタブレットPCが配備されます。
また、インタラクティブホワイトボードが3台配備されます。
そして、様々なサポートをする人材(ICT支援員)を配置していきます。


平山小学校では、去る1月28日に、研究発表会があり、公開授業の中で、それらの機器を活用していました。



(一人一台のタブレットPCの活用)(インタラクティブホワイトボードの活用)

日野第四小学校には、2月8日の発表で使う機器が届きました。

さっそく先生方は、それらを手に取り、授業のイメージをふくらませていました。




インタラクティブホワイトボードは
どのように活用できそうか?
タブレットPCってどんなものだろう?
この2校がモデル校となって、新たな学びを実践していきます。


愛知県豊川市からのICT視察



11月22日(月)から26日(金)、愛知県豊川市から、国内派遣研修として、中学校の教員が日野市のICT活用教育の視察に来られました。


平山小学校、日野第三中学校、平山中学校で、ICTを活用した授業や校務の様子など、学校での様々な取り組みを見ていただきました。

(武藤教諭の感想)
 機器に苦手意識をもっていた自分には、荷が重いと当初感じていましたが、その不安はすぐに消えました。
情報の共有化、ICT活用の技術、基本的な授業力の向上、情報セキュリティへの意識など、ICT活用教育を進めていくのに最も必要なことは、人と人とのつながりであり、チームワークでした。
 今回、貴重な時間を割いて、もっているノウハウや過程を余すところなく見せてくださった日野市の関係の方々から学んだことを生かし、豊川市の子どもたちがより意欲的に学習に取り組めるよう、ICT活用を実践していきたいと思っています。

第2回「児童・生徒によるプレゼンテーション大会」開催

第2回「日野市立小・中学校 児童・生徒によるプレゼンテーション大会」開催



12月4日(土)、日野市民会館大ホールにおいて、第2回「児童・生徒によるプレゼンテーション大会」が開催されました。

今回は、小・中学校合わせて20校が参加しました。

子どもたちは、日ごろ学校で取り組んできた教科や総合的な学習の時間、特別活動の成果などを見事に発表しました。

    

地域のこと、環境問題、ユニバーサルデザイン、本の紹介、学校紹介など、様々なテーマの発表でした。

  

また、動画を入れたり、クイズ形式にしたり、英語で発表したりなど、それぞれに工夫を凝らしていました。

午後の部には、馬場弘融 日野市長もいらっしゃいました。

馬場市長から、

「日野市ではICTの活用に力を入れています。昨年度始まったこのプレゼンテーション大会が、今回は、この市民会館で開催することができました。今回も、テーマが様々あり、また発表の仕方もいろいろと工夫をしていたのがよかったと思います。それぞれの子どもたちが、ICTを活用して本当に見事な発表をしてくれました。」

との講評をいただきました。




(ご参観いただいた方の感想より)
・どの学校も、いろいろなツールを使って、細かなところまで調べていたのに驚いた。時代の
 流れを感じた。
・発表内容について、調査や研究にも努力している子どもたちの姿が見えた。
・課題を決め、まとめて、発表まで大変だったと思うが、このような機会を経験できるのはと
 てもよいと思う。
・発表中のまとめの中のあった「心の中の変化」という言葉が印象的だった。
 子どもの進路先である中学校の様子が見えたことが嬉しかった。
・子ども達が一生懸命練習した成果を発表してとても感動した。
 小学校3・4年生のお子さんが落ち着いて堂々と発表していたのに驚いた。
・市長さんからの言葉どおり、学習したことを「伝える」という日本の教育の新しい一歩のす
 ばらしさを感じた。

ICTマークの全校取得を目指して

    

11月26日から4日間、市内全小・中学校を対象に、セキュリティ審査が始まりました。

・情報を持ち出す場合のルールは守られているでしょうか?
・ICTセキュリティカード等の管理はきちんとされているでしょうか?
・コンピュータ室の管理状況は?

対応して下さっているのは管理職の先生です。

審査の担当者からは、

・昨年度と比較して、どの学校も整理整頓がしっかりと出来ています。
 日ごろからセキュリティのことを気をつけて仕事をしていることが伺えます。
・ウイルスが発生したとき、その原因をつきとめて、その後発生しないように周知や指導が
 しっかりとされています。

などの言葉をいただきました。


日野市長と信州大学 東原教授との懇談

11月17日(水)、日野市長と信州大学の東原教授が懇談されました。

日野市のICT活用教育は、平成18年度の「日本一のICT活用教育を目指す」という馬場弘融市長の所信表明からスタートしました。
その前年の準備期間から現在に至るまで、方向性を導いてくださっているのが、信州大学の東原義訓教授です。



日野市のICT活用教育は、現在、全国で注目されています。
メディアコーディネータなどのサポート体制や校務の効率化と教員の負担軽減、ICTを活用した授業での豊かな学びなど、市内の実践はいろいろなところで紹介されており、日本の教育の情報化の貴重な参考実践となっています。

お二人は、これまでの日野市の歩んできたICT活用教育を振り返り、成果を語り合われました。
そして、これからのICT活用教育の方向性や可能性について話し合われました。

中学校でもどんどん活用しています。

10月25日(月)は、日野第二中学校の教育委員会訪問でした。

3・4時間目で、18の授業を見ましたが、そのうち10の授業で、ICTを活用していました。
本校では、空いている教室を活用して、英語、数学、国語、社会科の教室を置き、そこに、52インチ大型モニタを設置して授業を展開しています。

英語室での、プロジェクタ・52インチ大型モニタ・電子ボードを併用しての授業。

  

デジタル教科書だけでなく、先生方自作の教材も学年ごとに作って活用しています。
ワイヤレスのマウスを持ち、教員は生徒を見ながら画面を動かしています。

5時間目は、社会科の研究授業で、公民分野の「私たちのくらしと財政」の単元の授業でした。
52インチ大型モニタと電子ボードの活用で、租税についての理解を図る学習を展開していました。

資料集などの図を取り込んで提示  生徒の理解を深めたいところを画面上で切り取って拡大
(ICT活用指導力:B-3、4)


日野市のICT活用教育の視察に来られました

京都府議会文教常任委員会の議員が参観
 
10月19日(火)の午前中に、京都府から8人の府議会議員、議会事務局の方2人の、合計10名の方が、平山小学校を視察されました。

ICTを活用した授業をご覧になられた議員からは、「すごい」「こういう使い方もあるのか」などの言葉があがり、高い関心を示していました。


    


愛知県大府市教育委員会の視察

10月22日(金)には愛知県大府市の教育委員会から、教育委員長をはじめ6人の教育委員と教育次長の計7名の方が平山小学校にいらっしゃいました。

3・4時間目の授業を参観し、日野市の自慢の給食も召し上がっていただきました。

学校でのICT活用の実際の場面を見ることができてよかった、とのことでした。

この日は、隣の第二幼稚園の園児が来て、1年生との交流を行っていました。幼小連携の場面も見ることができました。