推進室情報 2007年
新年最初の校長会
毎回校長会には、市内の小・中学校26校の校長先生、教育長、教育委員会部課長、指導主事が出席します。
今日は新年最初ということで、市長も出席され、ご挨拶くださいました。
馬場市長のご挨拶
「みどりの大地 青い地球をいつまでも ふだん着でCO2をへらそう」
これからは、国や企業だけでなく、事業所(市役所・学校)、家庭・・すべての人々が、日頃から地球環境をこれ以上壊さないという配慮をしていかなくてはなりません。
行政はもとより各家庭にも入りこんでやってもらいたいと思っています。
今年は、地球環境はどうなるかを、それぞれの先生方がそれぞれの学年で、少しでも話題にしていき、子ども達の声から一人一人の生活を見直し変えていくこと、そして昔の知恵を働かせた生活をもどすことができたら、地球はまだまだ美しいままで次の世代に残せていけるだろうと思います。
今の環境の破壊を防ぐため、一人一人がやらなくてはいけない時代に、いよいよ我々人類は来ているのです。
今年1年間の各先生方のご活躍と、すばらしい子ども達が育ちますようにお祈り申し上げます。
おかげさまでICTをはじめとして日野市の行政が最近評価されるようになり、結構上位の方に顔を出すようになってきました。
引き続き先生方のご尽力をお願いいたします。
研究発表会
今月から来月にかけて、市内の研究校で、研究発表会が開催されます。
多くの方に参加していただきたいと思います。
★印は日野市研究課題校(ICT活用教育のモデル校)、☆印は日野市研究奨励校です。
☆1月23日(水)日野第八小学校 考える力を育てる授業の工夫~国語科における言葉を大切にする活動をとおして~
★1月25日(金)潤徳小学校 「わかった!できた!」を引き出す授業力の基礎・基本~特別支援教育の視点を生かして~
★1月29日(火)平山中学校 ICTを活用した魅力ある授業をめざして
★1月31日(木)日野第三中学校 校務支援システムの活用実践
★2月 1日(金)日野第三小学校 国語科におけるICTの活用
☆2月 5日(火)日野第五小学校 ふれあう心と言葉~思いや考えを豊かに伝え合う子を育てる~
☆2月 8日(金)日野第二中学校 総合的な学習の時間を生かした3年間の食育カリキュラムの研究
日野市年頭プレゼン
昨日の市長の年頭挨拶のあと、まちづくり部とICT活用教育推進室が年頭プレゼンの貴重な時間をいただくことができました。
推進室としては、10月に引き続いて、このような機会をいただいて大変ありがたく感じています。
市の職員の方々に、ICT活用教育をより理解していただき、応援していただくためのとても貴重な30分です。
発表後に何人もの職員の方から励ましの言葉をいただきました。
本年は、ICT活用による教育の質の向上を目指していきます。
年頭挨拶
日野市役所の仕事始めです。
◆教育部の全体朝会で、加島教育長が挨拶されました。
「日野市は、財政的になかなか厳しい状況にありますが、スリムで筋肉質な体制作りでいきたいものです。
みなさん元気に仕事に打ち込んでください。
一人一人が健康で、豊かで、健やかな年でありますよう祈念いたします。」
◆午前中に、職員が市民会館第ホールに集まり、馬場市長から年頭の挨拶をいただきました。
「今年は、日野町と七生村とが合併して50年となります。
環境問題において、これまでの50年とこれからの50年を考えて、本格的に取り組まないといけません。
今年のテーマは、“みどりの大地、青い地球をいつまでも”サブテーマは‘ふだん着で、CO2を減らそう’でいきましよう。」
市長は、昨年を振り返って、「ICT活用教育が全国的に高い評価を受けている」ということもお話くださいました。
また、日野市の行政ランキングが上位に上がっており、特にセキュリティ対策ランキングは全国第三位であることを紹介されました。
新春特別連載 (東原教授からの投稿 その2)
昨日に引き続き、東原教授からお寄せいただいた原稿を掲載いたします。
2 日野市の教育の情報化戦略の特徴
最も特徴的なのは、日野市が取り組んでいる教育の情報化の戦略は、情報化に限った戦略ではないということです。「どうしたら公立学校という組織が動くか」という課題として捉えられている点です。もし、日野市における教育の情報化が成功したならば、それは、日野市が公立の組織を変革する底力を有していたということのひとつの証でしかありません。地方の時代といわれる今日、とても頼もしいことであり、感銘を受けます。
「学校という組織」を動かすため、かかわるすべての人が何らかの貢献をされています。まず、2006年度から2年間、市長が所信表明 で「日本一のICT活用教育宣言」をされています。そして、日野市に行くと、先生方や教育委員会関係者だけでなく一般の市役所職員の方も、また、保護者だけでなく一般市民の方も、もちろん市議会議員の方も、「学校がICT活用に力を入れていること」をご存知であることが伝わってきます。組織が動く、地域が動くとは、こういうことなのかと実感します。2004年から今日までの多面的な積み重ねがこのような状況を創り出したのでしょう。
学校という組織が動くためには、校長や教員を励ますだけでは意味がなく、全ての関係部局が力を合わせて協力する必要があります。つまり、人のネットワークがとても大切なのです。この当たり前のことを具現化したところが日野市の強みです。
「どうしたら公立学校という組織が動くか」の課題に対して、ごく当たり前のことを日野市は実施されました。明確な達成目標を掲げ、それが達成できているかの評価をし、Webサイトから公表していること、すべての教員の力を信じて環境を整え、支援することに徹したこと、校長の組織としてのリーダーシップが発揮できるよう教育委員会として支えていることなどは、他の区市町村にも参考になります。