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着々と計画的に・・・
今後、福生市のICT活用教育を推進するにあたり、どのように進めていったらよいのかを教えて欲しいとのことでした。
本市の情報システム課の職員も同席して、日野市のICT環境、取組を説明させていただきました。
大変熱心にお聞きになっていました。
ICT活用教育の推進には、行政の他部局が連携していくこと、特に教育委員会と情報システム課との連携は欠かせません。
そういう意味で、福生市は日野市と同じようにいい行政条件にあると感じました。
視察を通して次のような感想をいただきました。
「平成17年度に立てられた構想に基づいて今があるということは、準備段階から着々と計画的に進めてこられたわけですね。
日野市を見習いたいと思います。」
「行政間の連携が大事であることを痛感しました。また、それぞれの立場の人ががんばっていて、結局は『人』なのだと思いました。」
「いろいろな戦略を立てられてきたことに驚きました。日野市のように学校CIOになってくださる専門家を探したいと思います。」
教育の情報化に向けて、東京都の区部、多摩地区で、いくつかの自治体が動き始めてきました。
喜ばしいことだと思います。
山を乗り超え、軌道に乗れば効率的
本日夜6時より、第2回「日野市学校教育基本構想検討委員会」が開かれました。
事務局が示した『日野市の学校教育の基本施策と現状・課題』について活発な意見が出されました。
市民代表の委員の方から、「学校公開の期間を広く知らせてほしい。もっと学校の様子を知りたい。情報を積極的に公開してほしい。」
といった意見も出されました。
これについては、各学校がWebサイトで積極的に発信していることを紹介しました。
また、忙しい先生の対策として、校務の効率化について話題になりました。
これについては、市内の先生方が校務支援システムを活用していることを紹介しました。
現在は、システムの機能を覚えたり、今まで自分が独自に使っていたシステムから新しいシステムに切り変えなければならなかったり、大変な面もあります。しかし、この山を乗り超え、軌道に乗れば確実に効率的になります。
情報安全教育講演会のお知らせ
情報安全教育講演会を実施します。
講師は、独立行政法人メディア教育開発センターの堀田龍也先生。
演題は、学校と家庭で取り組む「メディアとのつきあい方学習」。
推進室のメディアコーディネータが作成したポスターをダウンロードできるようにいたしました。
多くの保護者の方々・学校関係者の方々に集まっていただきたいと考えています。
842名の感動的な大合唱
本日、三沢中学校の創立30周年記念式典が開かれました。
本校は日野市がベットタウンとして人口が急増した時期にできました。
以来、育成会や地域の方々に支えられてきました。
近隣の小学校、地域の諸団体と合同で行っている「クリーン作戦(地域の清掃活動)」は、市だけでなく全校からも注目されています。
現在の生徒数は842名。都内で2番目に大規模の学校です。
明るく活気にあふれ、生徒たちの元気の良い挨拶は評判です。
記念演奏として行われた「吹奏楽部伴奏・全校生徒による合唱」は体育館中に響き渡り、大変感動的でした。
理科におけるICTの活用
先日の三沢台小学校の理科の研究発表会では、ICTが道具としてうまく活用されていました。
理科におけるICTの活用については、以下のように考えています。
◆画像・映像等のWebコンテンツの活用について
理科は体験が重要であるとよく言われます。その通りです。
しかし、体験至上主義は、間違いです。
ICTよりも体験を重視すべきであるとか、ICTは必要ないなどという二者択一の問題ではありません。
電子顕微鏡をはじめ、地震予知や、ニュートリノの実験など、最先端の科学は、みな、メディアを介して可視化しています。
ICTの活用により誰も見たことのないことを実感できるようにしているのです。
ICTはあくまでも道具です。
体験を拡大してくれる道具であり、体験のための道具でもあります。
◆スタディノートの活用について
単元(指導すべき内容)との関係より、むしろ、指導方法との関係で活用すべきか否かが決まってきます。
あくまでも子ども達の表現・コミュニケーションの手段ですので、その単元をどのような学習展開にしていくか、子ども達の学びを深めていく必要があるかどうかによって活用すべきか否かが決まります。
◆e-黒板、書画カメラ等の活用について
黒板、チョークと同じように、日々の授業において日常的に活用できる道具にすぎません。
理科に限らず他の教科と同様です。特別に活用する道具というよりはむしろ普段の教具の一つです。
他の指導法や学習方法と組み合わせて用いられる道具の一つです。
★いずれにしても、ICT活用については実践してこそ効果が分かります。
日野市では、ICT環境が整っているからこそ、効果が予測されたら、まずは使ってみましょうということで推進しています。
使ってもみないうちから、ああだこうだと論議することは避けたいと考えています。
実践してこそ効果がわかり、より質の高い授業を目指すことができると考えています。