2007年6月の記事一覧
教育の情報化に向けて動いています!
日野市の教育の情報化・・・
着々と動いています。日野市の先生方はがんばっています!
今日の一日・・・
メディアコーディネータが訪問した学校の様子です。
大学生との交流学習(3)
日野第三小学校第6学年の国語の授業のその後の展開。
子ども達が始めて作った俳句に対して、大学生からアドバイスをもらいました。それをもとに、推敲してインターネット掲示板に掲示しました。
授業の様子はテレビ会議システムで大学へ送られています。
(←大学の65インチ・アクオスに表示された画像を送っていただきました)
小教研視聴覚部での研究授業
三沢台小学校第5学年の総合的な学習の時間。
八ヶ岳移動教室で班ごとに学んだことをまとめ、制作途中の画面をお互いにアドバイスしながら、よいものに作り上げています。
小教研養護部会での校務支援システム保健管理研修会
会場は仲田小学校。
身長や体重など、子ども達の成長のデータを集計し管理する方法を、開発者から直接学んでいます。
機能をフルに活用しようと大変意欲的です。
三沢中学校。
書画カメラやe-黒板など、2学期から導入されるICT機器の操作を学んでいます。
授業活用への期待が高まっています。
情報セーフティ教室
平山中学校。
第一部は講師の小田和美先生の講演。
「知っておいてください。
大人社会には光と影がある。ネット上ではどちらとも出会う。
覚えておいてくださいね!
みなさんはこれから大人になっていく。たくさんのことをチャレンジしていく。いろいろな人が情報社会を作っている。素敵な大人の人がたくさんいる。素敵な大人になれなかった人もいる。まだ理解できない世界もたくさんある・・・」
この他にも訪問した学校が2校。
算数(インタラクティブ・スタディによる個別学習)の授業支援や、校長先生のCMS発信のレクチャ・・・
一方、推進室では、今日も10人以上の業者の方がお見えになりました。校務支援システムの機能追加、中学校校内LAN整備の打合せ、小学校コンテンツのインストール作業報告、サーバーの保守点検等、市内の学校のICT環境充実に向けて力を尽くしてくれています。
日野市の教育の情報化に確かな手ごたえを感じています。
守られている学校のデータ
この部屋に入室するには暗証番号と静脈認証が必要です。
学校の大事なデータを守るために、最大限の物理的なセキュリティ対策がとられています。
今日は、業者の方によるコンピュータ統合管理ソフトの保守点検が行われました。
ウイルス対策ソフトが、新しいウイルス用のファイルに対応できているかどうかも点検していただきました。
市内全校全台のコンピュータの稼動状況が分析できますので、今後、使われているソフトの状況、よく活用されているソフト、インターネットの閲覧履歴等をまとめていきたいと考えています。
三沢中学校学校課訪問
議会中のため、指導主事だけの訪問となりました。
三沢中学校は23学級、生徒数842名。都内で2番目に大きい中学校ですが、落ち着いた学校です。
昇降口はまさに学校の顔。
どの学年も生徒の靴が整然と並んでいます。
整理整頓はセキュリティ対策の第一歩です。
今年度の三沢中学校は、ICTを活用した授業の研究に取り組んでいきます。
今週の水曜日は、早速、2学期より導入されるICT機器の活用について校内研修を行うということです。
多くの方の支えがあってこそ・・・
本日、お台場で開かれた「NEW EDUCATION EXPO 2007 in東京」に参加してきました。
基調講演「教員のICT活用指導力向上のために」に続いて、シンポジウム「教師のICT活用指導力をどう育成するか」に参加しました。
日野市の今後のICT活用教育の推進に参考にしていきます。
ところで、会場にはたくさんの企業による展示やミニセミナーが開かれており、そこで多くの方に声をかけていただきました。
みなさん、日野市に関わってくださったり、推進室を尋ねて情報提供をしてくださったりした方ばかりです。
日野市のICT活用教育は、これだけ多くの企業の方にも支えられているということを改めて実感しました。
また、本Webサイトを見てくださっているという話題にもなりました。
多くの方が応援してくださっています。有り難いことです・・・
ICTに関する議会答弁
日野市議会(第2回定例会)開催中です。
一般質問3日目の今日、“いじめと不登校の問題”について質問を受けました。
具体的にICTに関連した内容の質問と答弁内容は以下の通りです。
?教員の事務作業を削減し、児童・生徒と触れ合う時間をもっと確保できないか。
?不登校児童・生徒の在宅での学習に、インターネットの活用を図るべきではないか。
以下、答弁内容です。
?教員に大きな手助けになる制度として、指導補助員や学力向上支援者の制度があります。
いずれも、クラスの一人一人の子どもを良く見てあげられるという観点から、強力な助っ人となっています。
次に、教員の校務の効率化に大きな力となる可能性をもつものは、ICTです。
日野市では、昨年度、先生方に一人1台のコンピュータを配備し、校務支援システムを導入しました。
校務の情報化は、最終的には子どもとふれあう時間を多く生み出すようにすることがねらいです。
具体的には、校務支援システムの活用により、スケジュール、連絡事項、その他必要な情報が瞬時に行きわたり、
会議の時間を大きく短縮することができます。
また、「ひのっこ宝箱」といって、一人一人の子どものよさや輝き、がんばったことを、校内の先生方みんなで入力
するメニューがあります。これにより、その子の良さを共有し、ますます輝かせていくことができます。
このように、日野市のICT活用教育は、人と人とのふれあい、コミュニケーションを大切にしています。
教員の負担軽減について、日野市にできることには限界がありますが、指導補助員や学力向上支援者等のマンパ
ワーを充実させるとともに、全国に先駆けて校務の情報化に努め、教員が「児童・生徒と触れ合う時間」を大切にし
ていきたいと考えています。
?平成18年度に、教育センター内にLANを敷設いたしました。
平成19年度には、「わかば教室」の学習室にコンピュータの配備をいたします。
このことにより、「わかば教室」に通う子どもたちにも、市内の各小学校と同じように、一人一人の学習状況、理解状
況に応じた個別学習の環境が整います。コンテンツも、各小学校に配備されているものを活用します。
この学習方法は、現在、大学教授の指導を仰ぎながら「ひのっ子教育21開発委員会」でも、研究を進めているとこ
ろです。
「わかば教室」の目的は学校復帰ですので、現在市内の小中学校で進められているICT活用教育に対応できるよう
な指導を進めていきます。
また、不登校児童・生徒の在宅での学習形態としては、インターネットを介したe-Learningシステムがあります。
この学習形態は、ICT活用教育推進室で実施した教員研修で実証済みです。
学校に通うことのできない児童・生徒にむけて、家庭で学習ができる機会を設けることで、基礎学力を身に付けるよう、
この「e-Learning」を取り入れて、個に応じた支援を行なっていく計画を立てています。
今年度は試行として、パソコンがあって、希望するご家庭の子どもを対象に実施していく予定です。
これを入り口として、在宅の学習から「わかば教室」への通室を促し、ひいては学校復帰と社会的自立へと誘ってい
く構想を練っております。
今後も、ICT活用教育推進室と教育センターが連携しながら、中学校用のコンテンツも整備するなど「わかば教室」
の子どもたちや不登校児童・生徒の子どもたちの学習を保障するための環境の充実を図ってまいります。