学年・学級だより

11月はなだいこんさん

はなだいこんの宮田先生と山口先生が読み聞かせにきてくれました。

 今回は6つのお話の読み聞かせをしていただきました。

1つめは、素話『ねずみのおみせ』

ねずみがお店を開きました。すると、ねこがやってきて「にゃんえ~ん?」と聞くと、ねずみは「ちゅうえん」と答えました。空を飛んでいた鷹がそれを聞いて、「たかいたかい」と言います。その後、野菜やありも登場するのですが…言葉遊びが楽しいお話でした。

2つめは、絵本『ポコタのきのみ』作:しもかわらゆみ 世界文化社

秋の森は、おいしそうなごちそうがいっぱいです。甘いヤマブドウやガマズミの実、そして、たくさんの木の実をどっさりと落としてくれます。くいしんぼうのたぬきのポコタは、りすやねずみが冬に備えて土の中に木の実を埋めているのを知り、やってみようと真似しますが…。秋の自然の美しさとともに、自分の個性が才能だと気づく素敵なお話でした。

3つめは、絵本『じゃがいも じゃがじゃが さつまいも』作・絵:長野ヒデ子 世界文化社

お隣同士にすむ、じゃがいもの男爵一家とさつまいものさつまどん一家。ある日、力比べをすることになりました。どちらが勝つのか?どちらがおいしいのか?じゃがいもとさつまいもの気持ちになって楽しめる愉快なお話でした。

4つめは、『やまのバス』作:内田麟太郎 絵:村田エミコ 佼成出版社

やまださんは、奥山行きのバスの運転手。お客さんが少なくて明日から廃線になってしまいます。やまださんは、25年もバスで通った道を山の上から眺め悲しくなってしまいます。「だれでもいいから乗ってくれたら、バスはなくならないのに」そのつぶやきを聞いていた動物たちは…。木版画によるイラストもあいまって心温まるお話でした。

5つめは、手作りカード絵本『おじいさんのコート』

おじいさんは、とても大事なコートをもっていました。毎日使い込んでいくうちに次第に、穴が開き、破れていることに気が付きました。「もうこれは使えない。がっかり…でも大丈夫!」と、おじいさんは、使える物に次々と作りかえていくお話でした。

このお話に似ている絵本として、『ヨセフのだいじなコート』作・絵:シムズ・タバック 訳:木坂涼 フレーベル館、『おじいさんならできる』作・絵:フィービ・ギルマン 訳:芦田ルリ 福音館書店もあるそうです。

6つめは、『いつでもトレーニング』作・絵:鈴木まもる 文溪堂

動物たちの運動不足事情に、各々に合ったトレーニングを提案してくれます。動きを真似て一緒にやってみたくなる楽しいお話でした。

 次回のはなだいこんさんによる読み聞かせは、12月16日(火)、宮田先生と山口先生セレクトによる絵本との出会いがまた楽しみですね。