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2020年6月の記事一覧
【全校朝会】副校長の話「沖縄慰霊の日」
今日は、“いのち”について話をします。
わたしは、沖縄県で生まれて、沖縄で育ちました。
その沖縄にとって、先週の23日火曜日は、とても大事な日だったのです。
75年前に沖縄で戦争があって、その戦争で亡くなった人たちを思い、平和を願う日となっています。
今日は、みなさんに、75年前の沖縄のお話を伝えようと思います。
75年前、国と国の都合で戦争が起こっていました。
戦争とは、人と人が殺し合う、幸せを奪い合う、とてもこわいものです。
日本の中でも、沖縄は、特に残酷なところだったのです。
唯一地上戦が行われたところだからです。
そのときの小学生は、勉強、遊び、ゲームもなく、国のために武器を作らされたり、戦う練習をさせられたりするなど、自由がありませんでした。
お昼でも、空は真っ暗だったそうです。どうしてか分かりますか?
たくさんの爆弾が落とされて、あちらこちらで火事が起きました。その煙で空が真っ暗だったのです。
そういうことがしばらく続いて、沖縄では、20万人以上の方が亡くなりました。
爆弾は、日本のいろんな場所で、東京でも落とされていました。
そのとき、つらくても悲しくても、頑張って生きぬいてくれた先祖がいたから、私たちはここにいます。
先祖が亡くなっていたら、私たちはここにいないのです。
おじいさんのおじいさん、おばあさん、おばあさんのおじいさん、おばあさんというふうに、これまでの先祖は、20代さかのぼれば100万人になると言われています。
みなさんの中で、友達に「死ね!」などと軽く言ってしまったことがある人はいませんか。
みなさんの“いのち”は、これまでの先祖が必死につないできた“いのち”です。
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