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山小屋で三日間すごすなら

無人島でサバイバル生活をしたり、自力で脱出したりするテレビのバラエティ番組などが放送されることがあります。

芸能人が最低限の道具などを持ち込むわけですが、何の道具を選択するかによって、サバイバルの難易度が大きく変わってしまいます。

3年生も、国語で「山小屋で三日間すごすなら」という内容で話し合いをします。

教科書には、条件として、次のことが示されていました。

・「子供探検隊」として、3日間、山小屋で過ごすことになった。

・普段、子供だけではできないことをして、自然と触れ合う体験をする。

・食料、水、着替えは共通の持ち物だが、その他にグループで5つまで持っていくことができる。

この5つまでの持ち物をグループで相談して決める学習なのです。

これは、いろいろな意見が出て、面白そうです。

教室に入ると、予想どおり、子供たちが聞いてきます。

3年生A「ねぇ、校長先生なら、何を持っていく?」

校長「やっぱり、ゲーム機だよねぇ。寝る前に遊びたいよね。」

校長「それに、スマホも必要だよね!いろいろ調べたいし。」

「自然と触れ合う体験」ということを無視して話す校長に、3年生たちも「あはは」と笑っています。

校長「あと、クマのぬいぐるみも持っていかないと!寝るときに淋しいし。」

3年生B「校長先生、赤ちゃんみたい。」

おふざけが過ぎる校長に、担任も少々困り顔です。

この学習のポイントは、持っていきたい持ち物について、根拠をもって説明できるかということです。

学校生活では、集団の中で物事を決定していくことが多くあります。その際に大事なのは、根拠をもって説明できるかということです。

付箋を使いながら、互いの考えを整理する工夫を行っているところもあります。

与えられた条件の中で、グループとして、どんな持ち物を準備していくか、話し合いをうまく進めていく必要があります。

しつこく、子供たちに話しかけます。

校長「やっぱり、おやつも欠かせないよねぇ。」

3年生C「もう・・・食料は、持ち物の中に入っているの!」

校長「だって、おやつは、『別腹』なんだもん。」

3年生D「そっか、納得!」

子供たちとのおしゃべりは、楽しいものです。【校長】