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近距離タブレット注意報!
「そんなにテレビに近付いて見ないの!」
昭和のころからの家庭内での定番の会話ですが、令和の時代は、「テレビ」が「ゲーム」、「スマホ」、「タブレット」、「パソコン」などに置き換わることが多くなっています。
つまり、視力を低下させる要因が増えているということです。
今日は、2学期の身体測定の最終日。4年生が学級ごとに身長、体重を測定します。
身体測定の前には養護教諭からの保健指導があります。
本日のテーマは近視の未然防止。
「視力検査Tシャツ」を着て、気合の入る養護教諭です。
(ちなみに、視力検査で使われている、アルファベットのCのようなマークは「ランドルト環」といいます。)
まずは、アニメーションを見ます。寝ながらタブレットを長時間、近距離で見ている子が出てきます。
4年生A「あ、僕だ!」
という子も。
「アイケア」に関する話も出て、子供たちの意識を高めます。
本校での視力検査の結果が示されます。学年が進むとA(視力1.0以上)の割合が減り、D(視力0.3未満)が増えています。
特に中学年の3・4年生からDの割合が急増するので、近視を未然に防ぐ生活を心掛けることが大切なわけです。
学校でも端末を使うことが日常化していますから、子供たちに注意を促していかなければなりません。
養護教諭からは、眼球をイメージした模型を使い、焦点が合う仕組みについて説明があります。
この焦点が合わないと近視などになるわけです。
養護教諭「近視になりにくくするには、遠くのものを見る習慣を付けることが大事ですよ。遠くを見てるかな?」
4年生B「高幡不動尊の五重塔を見てるよ。」
養護教諭「え、どこから見てるの?」
4年生たち「教室からだよ。」
本校らしいやり取りです。
体はすくすく成長しても、目が悪くなってしまうと日常生活に大きな影響が出てしまいます。
一度近視になると、元に戻ることはないのです。
校長室からは高幡不動尊の五重塔が見えないため、4-1の教室に行ってみると、確かに五重塔が見えています。
近視防止のために五重塔を眺める子供たちです。
最近、ホームページ作成だけでも文字がかすみ、ますます目が悪くなってきているのを感じる校長。
4年生の教室を回るのを重点化して、五重塔を眺めることを日課にしようかなぁ・・・(笑)【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)