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降る?降らない?

昨日のこと。

3年学年主任「明日、遠足、行けるでしょうか?」

校長「降水確率80%だからねぇ・・・。厳しいかも。」

3年学年主任「そうですよねぇ・・・。」

校長「てるてる坊主でも吊るして、奇跡を信じてみれば?」

そして、今朝。

天気予報は、「今日は朝のうちから激しい雨になり、ほぼ1日降り続く」というものがほとんどでしたが、午前8時ころの学校の上空は薄日が射し、雲の隙間から少し青空も見えている状況でした。

すぐに3年担任を招集して、遠足の実施の可否について最終判断です。

雨雲レーダーを確認すると、午前9時前には、かなりの降水が予想されていること、日野市には雷注意報が発令されていることなどから、児童の安全を最優先し、延期とすることを全員で確認しました。

 

リュックを背負った3年生たちが登校し始めています。

3年生A「今日、遠足いけるよねぇ?」

3年生B「うん、いっぱい遊ぶんだ!」

そんな会話をしているのが遠くから聞こえ、胸が少し痛みます。

朝、児童が校舎内に入る前に校内の巡視をしていると、3年生の教室には、4連休明けの連絡が書かれていました。

昨日の連絡は、遠足に行くことが前提となっているわけです。

さらに、大量のてるてる坊主が吊るされている教室もあります。

(この効果で、朝から雨が降るはずだったのに、降っていないんだな・・・。)

子供たちの「晴れになれパワー」が天気の崩れを遅らせているようです。

チャイムが鳴り、続々と教室に入ってくる3年生たち。

校長「今日、どうしても昭和記念公園の遠足に行きたい人?」

3年生たち「は~い!」

行く気満々です。

3年生C「校長先生は、遠足、行きたいの?」

校長「うん、『ふわふわドーム』で、いっぱい遊ぶんだ~」

3年生たち「あはは」

担任が入ってくると、すぐに周りに集まっていく子供たち。

担任は何も言わず、「泣き顔」の絵を描き始めます。

それを見て察する子供たち。

子供たちも「泣き顔」と同じような表情です。

というわけで、遠足ではなく通常の授業が始まりました。

国語の学習で「落」と「相」の漢字を学習しているようです。

校長「『遠足の延期を「相」談する』・・・。」

校長の独り言を不愉快そうに聞いている子供たち。

社会の授業で「東西南北」を学習しているようです。

校長「昭和記念公園は、北西の方角にあるかなぁ・・・。」

しつこく遠足に絡めた校長の独り言を不愉快そうに聞いている子供たち。

3年生D「ねぇ、校長先生、やっぱり遠足、行けるんじゃない?」

8時半ころにいったん雨が降りましたが、その後は止んで小康状態になっています。

はたして、延期の判断は正しかったのか・・・

ちょっと心は揺れます。

そんな子供たちも、4時間目が終わると表情が一変!

「お弁当タイム」に笑顔がこぼれます。

3年生E「遠足に行けなかったけど、お弁当があるから満足!」

3年生F「延期になっても、おやつが食べられるならいいや!」

すっかりご機嫌です。

 

結局、雨が本降りになってきたのは、午後1時ころから。

恒例の「潤徳池」ができつつあります。

うーん、無理すれば行けたかなぁ・・・などと、ちょっと悶々とした気分になります。

運動会や遠足など、実施の可否の判断には頭を悩ませます。

100%の正解はないので、難しいところです。

結局、一番「泣き顔」なのは、もう1回お弁当をお作りいただくことになってしまう保護者の方々だと思います。

本日は、ご準備いただき、ありがとうございました。

遠足は、5/13(火)に延期です。

今度こそ、天気になぁれ!【校長】