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点字でコミュニケーション!

今日は、市の中央図書館の2名の職員の方においでいただき、4年生を対象とした「点字学習」が行われました。

2名のうち、1名の方は全盲でお仕事をされているとのことで、白杖の使い方や点字ブロックで歩く時の様子など、分かりやすく説明していただきました。

最近は、「音がなくなっている」ことで、やりにくさを感じるとのお話がありました。

例えば、今は、お店で並んでいても、電子決済等により店員さんと一言も話さずに買い物ができてしまうことがあります。目の不自由な方からすると、声のコミュニケーションがなくなっていることで、前に並んでいる方が買い物が終わっているのか分からなくなることがあるとのことです。

確かに、便利さの裏側で、「声を出す」ことが少なくなり、このことで不便を感じられる方がいらっしゃることに気付きました。

続いて、点字について説明をいただきました。

紙、点字用の定規、点筆を使って、素早く点字を打っていく様子を見せていただきました。

写真ではちょっと分かりにくいですが、「じゅんとくしょうがっこう4ねん4くみ」と書いてくださっています。

点字には細かい約束が決まっています。その約束を守っていけば、4年生でも点字を打つことができます。

4年生も定規と点筆を貸していただいて、自分の名前や簡単な自己紹介、質問などを点字で打っていきます。

でき上がると、前に持っていって、実際に点字でコミュニケーションです。

「好きな食べ物は何ですか?」

「私はアーティストになりたいです。」

など、点字を使ってたくさんの交流ができました。

子供たちから、「一番困っていることは何ですか?」との質問が出ました。

「目が見えないから何もできないと思われるのが一番困ります。」との答えでした。

今日、点字を使って、意思の疎通が図れたことは、子供たちにとって、学びの大きい時間になったことと思います。

4年生は、昨日は、「あすチャレ!ジュニアアカデミー」で、パラアスリートの方にお話を伺いました。

今後、車いす体験を行う予定もあります。

共生社会ということに視野を広げてほしいと思います。【校長】

 

P.S. 今日の午前中、市役所に出張に出かけたのですが、その際に、ある出来事が・・・。(詳しくは、山都・潤徳小ホームページにて)