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潤徳のよい校風を引き継ぐ

6年生の教室に入ってみました。道徳の授業のようです。

担任「潤徳小のよいところって、どんなところだと思う?隣同士で相談してみて。」

早速話し始める子供たち。

6年生A「ウリーやサクラモチがいるところ」

6年生B「給食で○○ケーキとか、オリジナルメニューがあるところ」

担任「どうせなら、校長先生に聞いてもらおうか。」

6年生のホンネが気になります。

教室の前に行って、6年生たちの意見を聞いてみました。

6年生C「校庭が広いところ」

6年生D「駅チカで、アクセスがよいところ」

6年生E「150周年関係の行事がいっぱいあるところ」

校長「そうだよね、『ぷち祭り』も始めるもんね。」

6年生F「学校の周りに自然があるところ。」

校長「そうだよ、学校の裏に、すぐ川が流れているところなんて、そんなにはないと思うよ。」

子供たちなりに、本校のよいところは意識できているようです。

校長「校長先生は、潤徳小のよいところは、すぐ言うことができるよ。」

6年生たち「え、何ですか?」

校長「そりゃあ、『宇宙一の6年生』がいるところでしょ!」

ニヤリとする6年生たち。

子供たちは、道徳の教科書の「せんぱいの心を受け継いで」という教材文をもとに、考えを深めていきます。

【概要】

・6年生の広美は、希望していなかった栽培委員になり、あまり、積極的に活動していなかった。

・この学校では、毎年菊づくりに取り組んでいて、今年は20周年にあたる記念の年になっていた。

・広美は、1年生の健一とペアになり、さし芽を行って、菊の世話を始めた。 

・健一と一緒に世話をするうちに、広美の心に「きれいな花を咲かせたい」という思いが出てきた。

・栽培委員の活動の中で、過去の菊づくりの文集を目にすることがあった。

・その中に、近所のお米屋のおじさんが文集に『菊づくりによって、学校中の人たちの心が一つになった』とか『こうした学校のよい伝統を後輩たちに引き継ぎたい』と書いていたのが目に留まった。

・帰りにお米屋に寄り、おじさんに聞いてみると『そんなこと書いたかなぁ。でも、菊づくりは学校の誇りだよ。』と言われ、自分が褒めてもらったような気になった。

・修学旅行でいないときも、健一が代わりに水やりをするなど、二人で協力して、菊は順調に育っていった。

・菊祭りが近付き、近所の方も招待することになった。広美はお米屋のおじさんに「おじさんたちの心を私たちが受け継いでいます。それは、菊の花を見てくだされば分かります。」と書いて、招待状をポストに投函した。

子供たちは、広美がおじさんに招待状を送ったときの気持ちを考え、意見を交換しながら、「伝統」のよさと引き継ぐ重みについて、自分なりの意見をまとめていました。

担任「今年は、150周年関係の行事があり、特別な1年だけど、それは、これまでの149年の先輩たちが積み上げたものがあるからできていることだよね。潤徳小の特別な1年の6年生であることに誇りをもって、これからの行事にも取り組んでいきましょう。」

そうです。潤徳小の児童であることに誇りをもち、この素晴らしい校風を後輩たちにしっかりと引き継いでいってほしいと思います。【校長】