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謎の泡はどこから?

理科室に行くと、4年生が実験の準備をしていました。

黒板には、「すがたを変える水」と書いてあります。

氷・水・水蒸気の「三態」を学習しているようです。

ビーカーに水を入れ、ガスコンロで温めます。

温度が高くなってくると、泡が出てくるので、その泡を袋に集めて、正体を探るという実験です。

温まる様子をじっと観察している子供たち。

4年生A「あ、泡が出てきた!」

ビーカーの底の方に小さい泡が出はじめます。

ここは、子供たちに考えさせるチャンスです。

校長「何で、水の中から泡が出てくるの?ビーカーの外から空気がガラスを通り抜けて、泡になるのかなぁ?」

4年生B「さすがに、ガラスは通り抜けないんじゃないかな。水の中の空気が泡になるのかも。」

校長「じゃあ、プールに入ったときは、泡を吸えば、息継ぎしなくてもいいね。」

4年生C「水の中に『あわあわ星人』がいて、熱くなって出てくるのかも。」

校長「きっと、そうだよ!地球を侵略しようとしているのかもしれない!」

4年生D「そうだ、そうだ!」

校長「ただし、理科のテストで『あわあわ星人』って答えを書いても、どうなるかは知らないよ(笑)」

他愛もない会話を楽しんでいる間に、泡はどんどん大きく、激しく出てくるようになり、かぶせていた袋が膨らみはじめます。

しかし、膨らんだ袋の内側には、水滴もつきはじめます。気体となった水蒸気が冷やされ、水の形態に戻るのです。

校長「誰?袋の中を濡らしたのは?ちゃんと乾いた袋を使わないと!」

4年生E「私じゃありません!でも、どうして濡れてるんだろう・・・?」

謎を解くことが理科の楽しさにつながります。【校長】