文字
背景
行間
あったらいいな、こんなもの
2年生は、国語で「あったらいいな、こんなもの」という学習をします。
担任「私があったらいいなと思うものは『どこでもうたえるフォン』です。理由は、歌うのが好きだからです。はたらきは、いつでもカラオケができることです。ヘッドフォンの形をしていて、マイクがついていて、耳のところは好きな色に光ります。」
子供たちに見本を示す担任。校長が急に教室に入ってきて戸惑いながらも、自分の趣味をカミングアウトしています。
このことを受け、子供たちも様々なアイディアを考え、発表準備を進めます。
「わすれませんべい」
最近、物忘れが激しくなってきた校長にとって、喉から手が出るほどほしいものです。ノーベル賞の有力候補になるでしょう。
隣の学級に行ってみると、実際に発表が行われていました。
2年生A「私があったらいいなと思うものは『いちごがりマット』です。理由は、すぐにいちご狩りができるし、マットを開いたらすぐに食べられるからです。はたらきは、いちご狩りを体験できたり、いちごを食べたりできます。部屋でも外でも使えます。色は緑と黄緑と赤があります。開いたらとても大きいけど、たたむと小さくなります。」
校長「いいな、いいな、いいな~!」
2年生B「また、校長先生、食いしん坊なんでしょ!!」
校長「だって、いちご、大好きなんだも~ん!」
2年生たち「あはは」
国語の学習として大事なのは、理由や機能、形状などをメモにまとめて発表することです。
「時が見える石」・・・時が分かったら、大雨や車が来るのが分かって、友達の身の安全を守れる。
「心を読める指輪」・・・妹とケンカしても、心が読めれば、遊びたいときに仲直りして遊ぶことができる。
「7秒列車」・・・駅と駅との間を7秒で走るから、お客さんを早く運ぶことができる。
「あったらいいな、こんなもの」と聞いて、「ボーナス倍増リング」や「運動なしダイエット機」など、自分の欲望を叶えることばかり考えていた校長。
2年生に比べ、汚れた心に恥ずかしくなるばかりです(苦笑)【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)