ブログ

I'm great!

小学校では、3・4年生が外国語活動、5・6年生が外国語で、英語を通じて、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育みます。

その上で、本校では、特色ある教育活動として、1・2年生にも「外国語に親しむ活動」を年間6時間程度実施しています。

英語が堪能な、本校のリソースルームティーチャー(RRT)が担任と協力しながら指導を行います。

今日は、1年生が「外国語に親しむ活動」を行っていたので、様子を見てみました。

1年生がすごいなぁと思うことは、言語に対して「空気を読む」ということです。

「stand up!」と言われれば、何となく流れを察知して起立しますし、「sit down」と言われれば、雰囲気で座ります。

英語の歌が流れれば、体を動かしながら、発音をまねして歌っています。

大人になってしまうと、間違えることが恥ずかしくなったり、理屈で納得しないと先に進めなくなったりしてしまうものですが、言語の習得については、理屈より感覚が大事であることを1年生を見て教えられます。

ウォーミングアップの後は、あいさつを学びます。

「How are you?」に対して、

とても元気なときは「I’m great!」

元気なときは「I'm fine.」

まぁまぁなときは「I'm so so.」

という説明があります。

RRT「じゃあ、校長先生に聞いてみようか。『How are you?』」

最近、このパターンが多いわけですが、答えないわけにはいきません。

(今日は天気が悪いし、コロナ再拡大しているし、日本中、喪に服してる感じだし・・・「I'm so so.」かなぁ。)

と思いつつも、1年生の前で本音を出すわけにいかず、マスク越しの満面の笑みと派手なガッツポーズで、

「I’m great!」

と大きな声で答えます。

「あはは・・・」

元気な校長の様子を見て、安心顔の1年生たちです。

数字についても学びます。

音楽の時間に「Seven Steps」という歌で、日頃から数字を英語で言い慣れている子供たち。

流暢な発音で、「one,two,three・・・」と数えていきます。

英語の絵本の読み聞かせも聞きます。

日本語版でストーリーを知っている子も多く、集中しながら英語を聞いていました。

こうした活動は、あくまで「外国語に親しむ」ことが目的です。

まだまだ日本語自体も学習中の1年生ですが、今日の授業で刺激を受けて、言語感覚を磨いてほしいと思います。【校長】