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水はどこから

最近、物価上昇のニュースがよく報道されています。

食料品をはじめ、ガソリン、電気、ガスなど生活に不可欠なものの値段が上がることは大変厳しいことです。

生活に不可欠なものに上下水道が挙げられますが、物価上昇の中でも、蛇口をひねるだけで安価に衛生的な水が入手できることは、我が国の誇るべきところの1つであろうと思います。

4年生は、社会科で、「水はどこから」の学習を進めています。

教室に入ると、何人かの4年生が校長に話しかけてきます。

4年生A「校長先生、知ってる?児童数300人の学校で、1日に使う水の量は、18,000Lもあるんだって。」

4年生B「洗濯をすると、1回で55Lも使うんだよ。」

4年生C「潤徳小の水道の蛇口、いくつあると思う?211個だよ。」

聞いてみると、班ごとに分かれ、校内の蛇口の数を調べて合計したとのこと。

たくさんの蛇口があるんだなぁと驚いていると、別の子が聞いてきます。

4年生D「潤徳小の水道料金ってどのくらいなんですか?」

さすがに、急に聞かれても答えられないので、

校長「ごめんね。すぐには分からないなぁ。」

と話すと、

4年生D「え、水道料金は、校長先生が払っているのかと思った。」

とのこと。

プールを1回満水にするだけで、約30万円の水道料金がかかります。

潤徳小の水道料金を校長の給料だけで賄うのはちょっと・・・と考えながら、4年生の別の教室に入ってみると、前回の東京オリンピックの頃には、東京都では深刻な水不足になることがたびたびあったとの学習が行われていました。

今日は、1日中雨なので、ちょっと憂鬱だなと考えていましたが、4年生の学習を見ていて、むしろ、貴重な恵みの雨だと考え直しました。

4年生には、多くの方の努力で、安全で衛生的な水が届けられていることを学んでほしいと思います。【校長】