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「熱中症特別警戒アラート」運用開始

昨日、「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まったとの報道がありました。

「熱中症特別警戒アラート」は、気温や湿度などから算出する「暑さ指数(WBGT)」の予測値が、すべての観測地点で35以上となった都道府県を対象に、環境省が発表するものです。

「熱中症警戒アラート」の一段上に位置付けられ、「人の健康に重大な被害が生じるおそれがある過去に例のない広域的な危険な暑さ」が想定されているとのことです。

 

本校では、「熱中症特別警戒アラート」の運用開始にかかわらず、4/22から校庭での「暑さ指数(WBGT)」の測定を始めています。

春真っ盛りですが、これまでも、4月中に高温になることがありました。GWも真夏日になる可能性もあるとの予報も出ています。

今から、熱中症の警戒が必要ということです。

今日は、午前10時ころは、写真のように「暑さ指数(WBGT)」の数値は19.2となっていました。

「ほぼ安全」レベルです。

ですから、3年生は理科の観察でスケッチを行っています。

2年生も普段どおり体育に取り組んでいます。

ところが、昼過ぎに測定すると、「暑さ指数(WBGT)」の数値が29.1と急上昇していました。

校庭の気温も37.4℃という高温になっています。

湿度が低めだったため、「暑さ指数(WBGT)」の数値は「厳重警戒」レベルに抑えられているのでしょう。

 

 このように、中休みと昼休みの前に担当職員が「暑さ指数(WBGT)」の数値を確認します。

「31以上」になると、「運動は原則中止」レベルなので、晴れていても外遊びを含めたすべての校外活動を中止とし、室内での活動に切り替えます。

担当職員は、測定数値を踏まえ、外遊びの可否について全校放送を入れます。

今日の昼休みの場合は、外遊びはできますが、「厳重警戒」のため、「マスクを外して、帽子をかぶり、水分もとってから遊ぶようにしましょう。」といった注意喚起をします。

 

こうしたことが、これから10月まで毎日続きます。

暖かくなるのはよいのですが、それを越して暑くなると、日々の判断が大変重いものになってきます。

気象庁の長期予報によると、今年の夏は去年に続き、厳しい暑さとなる可能性があるとのこと。

「熱中症特別警戒アラート」が発表されるようなことにならないとよいのですが。

 「これから、半年続くのか・・・」

子供たちを預かる校長の立場とすれば、気の重い半年が始まったという感じです。。。【校長】