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【研究授業】英語科でchromebookを活用する

 潤徳小学校では、「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~をテーマに授業改善を進めています。

 本日5年生の英語科の研究授業を行いました。Unit名は、「This is my dream day.」様々な動作の表現を使い、夢の一日の過ごし方を英語で伝えられるようになることが目的です。

 まず、 毎回の授業のルーティンとして導入に行っている「日付」「天気の確認」を行いました。スライドの画像を教師が指さしながら、単語の練習をします。

 

 次に歌うGet up Song!では、朝起きてから夜寝るまでの表現を、ジェスチャーも入れながら歌います。

 最後に授業ルーティンで行っているアルファベットの指書きタイムです。ジャムボードにtとdの文字を書いて練習しました。ボードには、tのつく単語のイラストも貼り付けてあり、アルファベットだけでなく単語やフォニックスの練習も同時にしていきます。

 

 さて、いよいよ本時の学習です。

前時に学んだ日課の表現を再度聞き、表現を絵カードで復習したり、デジタル教科書で確認したりしました。

 「今日のめあては、 今までに学んだ表現を使いながら、夢の一日を英語で表現できるようになることです。ただし一つ条件があります…。『もしペットだったら、どんな夢の一日を過ごしたいですか。』」

どういうこと?と興味津々な子供たち。

 警備員をくぐり抜け美術館に入りたがる猫、子供たちに混ざって学校に生きたがる犬などの動画を見せました。実際の動画に子供たちは興味津々です。

「動物だって、美術館に行きたい!I go to museum. I like art.」など教師がスライドを使って、人間の生活に憧れるペットの様子を英語で話します。「ありえないよ〜!」と言いながらも子供たちはにこにこです。

「もしも自分がペットだったら」「どんな夢の一日を過ごしたいか」「1日のことを英語で話せるようになる」ことをめあてに、子供たちはジャムボードの絵カードを操作しながら、自分の考えを整理していきます。

好きな生き物を一匹選び、どんな一日がいいかなあと考えています。 

ピンクの付箋には、好きなことを詳しく記入していきます。In the afternoon I go to the amusement park. I like rollercoasters. (お昼には、遊園地に行きます。私はジェットコースターが好きです)  

デジタル教科書を開き、お手本を聞きながら、スピーチの練習をします。一人一台あるので、自分が練習したいところを繰り返し聞くことができます。

  

ペアでの発表では、お互いにジャムボードを見ながら発表をし合いました。ジャムボードを作成するときに十分に自分の考えを練ることができたので、自信をもって発表することができました。 

 

 授業後は、帝京大学教育学部初等教育学科長福島健介先生を講師にお招きし、協議会を行いました。福島先生からは、共同・協同・協働学習の違い、外国語科の授業としてのあり方、ICTを用いた時間と空間を越えた学びについて講義をしていただきました。本校の研究テーマにある「主体的」「学び合い」とは一体どういうことなのか、再度検討していく必要があると感じました。 主体的とは単なる「やる気」ではなく、自ら学びを組み立てていく自己調整の力を高めることを言います。また、学び合いとは形式的な物ではなく、ねらいと子供の姿を鑑みて判断をするものであるということを教えていただきました。今日の授業をふまえて、さらなる授業改善を図っていきます。